間違いなく試験に出ない石川県・富山県

夜を迎え、一旦富山へ戻ります。
城址公園を中心に、駅前から中心街・総曲輪町まで、大通り沿いに続くイルミネーション『とやまスノーピアード』を見る為です。
いえね、富山駅に貼られていたポスターを見て、「『スノーピアード』って何?」とチョット興味を抱いちゃったもんですから。
どうせ片道1時間。どうせ18きっぷ。結構遅い時間まで電車は動いてるみたいですから、ホテルでのんべんだらりとしてるよりはマシかなぁ~、と。
「だったら最初から富山に泊まりゃよかったのに」
てな意見はデフォルトで却下します(笑) こんなに富山中心の旅になるとは、僕自身も思ってなかったんですから。
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正直申しまして、「『スノーピアード』なんてエラくメルヘンちっくな名前付けてるけど、どうせ何処にでもあるような、ごく普通のイルミネーションなんだろう?」くらいに思ってたんですが……ちょっと違ってましたね。
確かに、通りは普通のイルミネーションでしたが、メイン会場の城址公園には、幾つもの光のオブジェが。それとライトアップされた城の白壁との対比が、また何とも幻想的です。
いい意味で期待を裏切ってくれました。
昼間見た時は、たいして気にも留めなかったんですけどね。てっきり噴水の冬囲いだとばかり(笑)
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ここ数年、こういった街のイルミネーションが格段に綺麗だと思えるようになってきたのは、多分にブルー発光ダイオードの開発・普及が関係してんだろうなぁ~、と思います。それまでのホワイトイルミネーションって、せいぜい豆電球やムギ球を街路樹に這わせて、電灯色に光らせる程度だったんですよね。それが青色LEDが出てきた事で、より幻想感がアップされるようになりました。
ただまぁ……ここまで何から何まで青いってのは、どうかと思いますがね。もちっと色配分てのを考えようや。
それでも、人工的であれ天然の物であれ、こういった〝冬の風物詩〟が全国各地に増えて行く事には、基本的には賛成なんですけどね。こういった冬の愉しみ方もあったっていいんじゃないか、と。
あまりに増え過ぎて、有難味というか存在感というかが、どんどん薄れてくって弊害もありますけどね。


さぁさぁ、冬の富山の風物詩といえばコレは外せないでしょう。
寒ブリの登場です。
醤油を弾くほど脂が多く、「あぶら」が訛じて「ぶり」になった(あぶらうお→あぶりうお→ぶり)とか、漢字で魚に師と書くのは「師走によく取れる魚だから」とか、諸説いろいろありますが、この時期が特に旨い魚である事には間違いないようです。
北陸――特にこの富山湾では、11月も終わりになると「ぶりおこし」と呼ばれる猛烈な寒風が吹き荒れ、雷も激しく鳴るようになります。この「ぶりおこし」が吹くと、冬の寒ブリ漁の合図。12月から翌年3月まで、脂の乗った最高のブリが上がります。
せっかく富山まで来て、これを食さないテはないでしょう。
画像どぉ~だ! これが鰤カマだぁ!!
ブリと云えば照焼きやぶり大根が頭に浮かびますが、わざわざ本場の富山まで来て食べるんだから、刺身とかそのまま塩焼きにして食べるとか、本場ならではの新鮮な味覚を愉しみたい――てなワガママが頭をもたげまして、カマの部分を塩焼きにした「鰤カマ」をいただく事にしました。
……いいですなぁ~……
脂の乗り具合が何とも言えません。それでいて、ちっともしつこくないんです。口の中に入れると身のホクホク感がたまらなく、やがて融けるようにスウッと消えて行くんですよ。こんな美味しい魚、ひさしぶりに食べました。
あまりの美味しさに、行儀の悪い話、骨まで綺麗にしゃぶり尽くしましたよ。
「〝ぶりしゃぶ〟は? 最近流行ってるのに食べなかったの?」
とよく聞かれますが、アレは福井県小浜の料理で、富山の味じゃないんですね。
隣の一品は、富山湾名物・白エビの刺身。
白エビは、立山の冷たい雪解け水が流れ込む、ここ富山湾の深海でしか取れない〝富山湾の宝石〟とも呼ばれる、体長7cmほどの白色透明で小さなエビ。かつては紅で着色して桜海老の代用にしたり、干して素麺の汁のダシを取ったりしたそうです。
口に含むと、プリップリの身がほんのり甘く、ヤミツキになりそうです。
画像ブリが焼き上がるまでに頼んでたのがコチラ。
もうひとつの〝富山湾の宝石〟ホタルイカの沖漬けと、白エビのかき揚げ。そして、「富山といえば」の鱒ずしです。
一年中獲れるホタルイカ、本当の旬は春なんだそうです。晩春から初夏にかけての産卵期、青白く光るホタルイカは、とても幻想的なのだとか。
……ハッ! ひょっとして『スノーピアード』の青いイルミネーションは、ホタルイカを表現したものか!?(笑)
ホタルイカのチュルンっとした口当たりとコリコリとした食感は、もぉたまりません。宅配便にて実家にもおすそわけ。
鱒ずしについては言わずもがな。駅弁とかでおなじみの味ですよ。最近じゃ、コンビニでもお目にかかれますしね。
白エビのかき揚げは……正直、白エビの味がわかりまへんですた(笑) だから、後から刺身でいただいたんですけどね。
富山の方言で「新鮮」「活きがいい」を意味する「キトキト」。魚も脂の乗り具合が程よく(これ以上脂が乗ったら〝ギトギト〟ですがな)、まさに富山ならではの「キトキト」をいただいてきました。
シメに「富山ブラック」と呼ばれる真っ黒な醤油味スープでいただくラーメンを、と思ったんですが、胃袋のヤロォが
「ダンナ、もぉカンベンしてくだせぇ」
と泣きを入れてきたもんで、仕方なく金沢に戻る事にします。

ワタクシ、ギャル曽根とはお付き合いできませんね(笑)
するつもりもありませんが(爆)

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