Back in 若柳

画像見事に計算が狂いました。狂いまくって狂いまくって、時計も4時を回ろうとしています。
……4時ってかい(笑)
何とか無事に(?)若柳まで戻ってきたものの、予定していた旅行プランは丸潰れです。
これから先、岩手・厳美渓の〝空飛ぶだんご〟かっこう団子で対決とか、〝宮城の明治村〟と呼ばれる登米市界隈を散策しようとか、いろいろと楽しませるネタは用意してたんですが、こうも時間が押しちゃあそれもままならず。
おとなしく仙台へ引き返す事にします。
まぁ。
まぁまぁまぁ。
結局、丸一日かけて〝くりでん〟に乗っただけで終わっちゃいましたけど、当の本人たちが満足気なんで(若干1名、本当にそうなのか計り知れないんですが)、よしとしましょうか。
それに、仙台まで戻ったら、もう一つのメインイベント――2号さんの〝旅人9級〟への昇級審査が待っている事ですし。

帰りの車内風景。
2号さんは、相変わらず「我、鉄ちゃん也」をアピールすべく、最前列にへばり付いてらっしゃいます。
降りそびれんなよぉ。
「り」様は、汽車の振動が心地よいのか飽きて眠いのか、時折夢の世界へとロンリーフライトをかましてらっしゃいます。たまにワタクシの肩に寄りかかってきては、軌道修正なさいます。
この場合……どうしたらいいんでしょうねぇ?
そのまま「よしよし」と肩を貸してやるべきなのか、「このヤロォ! 何しやがんでぇ!!」と跳ね飛ばすべきなのか。
時折、右肩に感じる重みと温もりに、「これが女の子だったら……」とか思うのは、健全な証拠として認めてくださいね。
そんなこんなも、すべては楽しい思い出サ――て、何を美しくまとめようとしてるんでしょう(笑)


            夜明けの光 八月の空 熱の冷めたレールの上に
            耳を当てれば聞こえてくる 鼓動のような車輪の響き

            川を渡る風に揺られ 田園の中横切ってゆく
            あれは僕らの夢の行方 そして全ては太陽の魔法

            あれからどれだけたったんだろう
            君は今でも草の匂い憶えているかい

            やわらかに風を切り 汽車は走る 過去と未来を結んで
            華やいだあの夏を 陽炎の彼方に追いかけながら
            走れ僕の windy train
                                  ~樋口了一「windy train」~


『windy train』の二番の歌詞にある

            どれだけ僕の心に残り 僕を僕でいさせてくれる
            どれだけ僕の心揺さぶり 君のもとに還してくれる

というフレーズ。
本当に、今日という日の思い出は、どれだけ僕の心に残っていてくれるんでしょうか。
だからこそ、こうやってブログに書き留めて置こうとしてるんでしょうけどね。
他のお二人はどうお感じになったか知りませんが、僕が思うに、あの線路は僕らの心の中まで延々と延び続け、今も、そしてこれからも、あの赤い汽車はどこまでも走り続けて行くんでしょう。
――とか何とか言っちゃって(爆)

            守れるものは もう多くはない
            だからなおさらに その笑顔を守りたい

切々と胸に迫ってきますね。
「守れるものは もう多くはない」別れの時――廃線へのタイムリミットは刻々と迫ってくる。だからこそ、乗客の一人一人に夢と希望を与え続けていきたい。
いつの日か、ここに鉄道が通っていた事など忘れ去られる時が来るでしょう。だからこそ、一人一人の胸の奥に「くりはら田園鉄道」を深く刻んでおいてもらいたい。
響く汽笛が物哀しげに、そう物語っているようでした(その割には、やかましいくらい鳴らしっ放しだったけど)。




「疲れたら言って下さいね。運転代わりますから」
殊勝にも2号さんはこう仰ります。
でもね、アンタ無免許でしょ? いや、正しくは免許不携帯だけど。
痩せても枯れてもこの讃岐屋(いや、痩せるどころか、しっかり太ってるけど)、無免許男にハンドルを渡すほど落ちぶれちゃあいやせんぜ。
……いやいやいや。渡したりしちゃ、ダメ! 絶対!
カーナビの案内をぶっちぎり、ひたすら今朝来た道――国道4号線を南下します。
帰りぐらい高速に乗りゃあよかったのに。

後の祭りです。

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