堅田・浮御堂

画像京都に着く頃には、空は白々と明けてきました。
山科を出て、長いトンネルを抜けると、家々の屋根越しに、陽光にきらめく琵琶湖が見えてきます。思わず「おぉ~っ」と声が洩れましたね。これは期待できるかなぁ、と思ったら、途端に曇ってきました。
おかしいなぁ。天気予報じゃ晴れるはずなんだけどなぁ。
まぁ〝曇りのち晴れ〟だから後半に期待しましょう。

朝7時、堅田に到着。最初の目的地に向かう為、町内循環バスに乗ります。
このバスというのがまるでマイクロバスみたい。バス停も5つか6つ――まぁ、小さな町内ですから、たかが知れてますけどね。
だからって、利用しないで歩くとなるとチト辛い。乗るに越した事はないです。
ただ……さすが小型バスですね。小回りが利く利く。「エッ、こんなトコ行くの!?」て声を上げるくらい細い路地でも、平気で入っていきます。
運賃はどこまで行っても170円。

画像バスを「堅田出町」で降りて、琵琶湖に向かって5分ほど行くと、最初の目的地・浮御堂です。
この地域の人々は、中世・近世にわたって琵琶湖の湖上権を一手に握り、〝湖族〟(瀬戸内で云うところの水軍)と呼ばれていました。浮御堂へ至る道すがら、「湖族の郷資料館」という所がありますので、そこで〝湖族・堅田衆〟について詳しく紹介されています。
さて、浮御堂。
臨済宗大徳寺派の海門山満月寺にある仏堂の一つで、比叡山の僧侶・源信が湖上安全と衆生済度の為に建立したとされています。また、近江八景の一つ『堅田落雁(かたたのらくがん)』として、安藤広重が浮世絵に残しています。
満月寺の開門時間は朝8時から夕方5時まで。拝観料は300円。まぁ、景色を堪能するだけなら、時間も拝観料も関係ないですけどね。
安土桃山の時代から名所として親しまれてきた浮御堂ですが、残念な空模様。せっかくの絶景も魅力半減です。
まして、名所として描かれたのは、冬の情景〝芦原に舞い降りる雁の連なり〟というものですから。
時期外れ時期外れ。



そんな訳で、今日一日、琵琶湖周遊とまいります。名付けて〝春の湖国巡り のらり旅〟。
よろしければ、お付き合いの程を。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック