≪宿神様≫ハイパーホテル千歳

画像新シリーズです。
讃岐屋が日本全国方々を泊まり歩き、「この宿はオススメなんじゃないかな」「この宿は面白かったゾ」という旅館・ホテルを、独断と偏見で御紹介してきましょう――てな趣旨です。
まぁ、気が向いたらのアップになりますが、よろしくお引き立ての程を。

記念すべき第1回は、北海道千歳市にあります『ハイパーホテル千歳』さんであります。
館内のお写真はコチラ

まずはその立地条件。
JR千歳駅から歩いて……何秒にする?
2階改札口を抜けて連絡通路を渡った先に、昨年春にオープンしたばかりの衣料・雑貨の複合ショッピングモール『ペウレ千歳』があります。『ハイパーホテル千歳』は、この『ペウレ千歳』の奥にあります。という事は、ホテル自体もオープンして1年半余りという新しいものです。
駅直結という事は――ハイ、そうです。雨が降ろうが雪が降ろうが関係ない。どんなに天候が悪くても、それに影響される事無くチェックイン・チェックアウトが出来るという訳です。そして、「駅まで何分だから何時にチェックアウトして……」と逆算する必要もないって事。列車出発時刻のギリギリまで(ギリギリにも限度がありますが)滞在可能という訳です。
もちろん車で来ても大丈夫。ホテル向かいの駐車場とは連絡通路で結ばれているので、コチラも雨や雪に悩まされる事なくホテルに入れます。ただし『ペウレ千歳』との共用駐車場なので、台数に限りはありますし(でも、かなりの収容台数。そうそう満車にはならないでしょう)、駐車券は出ますが、フロントでチェックを受ければ無料になります。

フロントでチェックイン。
チェックインタイムは14時から。チェックアウトは11時まで。
宿泊料金(大人一泊、税込)ですが

        シングル            5,040円
        デラックスシングル      6,090円
        ダブル              7,140円
        ファミリー           13,440円
        VIPルーム          18,690円
        ファミリースイート       21,840円

ちなみに、冬季間はさらにお安くなるようです。予約時にホテルに問い合わせるか、「じゃらん」「楽天トラベル」などの予約サイトで確認された方がいいと思います。
料金は前払い制なので、チェックアウトはフロントにルームキーを返すだけ。精算で待たされる事がないので、急ぐ朝は大変助かります。VISA・AMEX・UC・ダイナース・UFJ・セゾンと各種カードでの支払いもOK。JCBも使えるから、わざわざ織田クンを呼び出す必要はありません。DCも使えるから、カッパやタヌキだって泊まれちゃいます。
渡されるルームキーは、チェックアウトまで各自保管です。というのも、一応は門限ナシになってますが、防犯上夜11時以降は施錠されるので、11時以降にホテルに戻ってきた時は、このルームキーで鍵を開けて入るシステムになってるからです。だから、出かける時も「出かけてきます」とフロントに預ける事無く、自分の家感覚で自由に出入り出来る訳です。「え~? そんな事してたら、どっかでカギなくしちゃう」と不安な方、もちろんフロントに預ける事も出来ますし、仮になくしてもフロントに申し出ればスペアキーを出してくれます。

画像フロントの隣にはレストラン。こちらで朝食をいただく訳です。
バイキング方式の朝食は無料サービス。和食・洋食どちらでも選べますし(御飯にハンバーグなんて、和洋折衷だってOK)、おかわりも自由。サービス時間は7時から10時まで。もう少し早くからやってていただけると、たとえ早い便の飛行機に乗る時でも、ゆっくり朝食が取れるんですけどね。
このレストラン、開いているのは朝だけです。「じゃあ、夜はどうすんの?」とおっしゃる方、大丈夫です。『ペウレ千歳』の1階には、そばの『一灯庵』や中華レストランの『バーミヤン』がテナント入りしてますし、ホテルの近所にも飲食店はたくさんあります。「不案内だし、何処行っていいのかわかんない」という時はフロントに相談していただければ教えてくれます。「そこまではいらない。簡単にコンビニ弁当くらいでもいいんだけど」という方、駅には『サンクス』が、道路の反対側には(連絡通路で渡れます)『ローソン』がありますので御安心を。
ロビーにはビジネスコーナーがあって、コピー機・ファックスが設置されてます。ちょっとしたビジネスワークなら、ここと各人の部屋で済ませる事も可能です。
エレベーターで客室に向かう訳ですが、エレベーターホールの奥には、エステの店がテナント入りしています。最近話題の岩盤浴マッサージが楽しめます。日頃の疲れも吹き飛ばして、より一層美に磨きをかけていただきましょう。お店は残念ながら女性専用となってますが……男が美に磨きをかけたって……ねぇ?
各階の廊下には、空気清浄機とズボンプレッサーが置いてあります。もちろん無料で貸し出してますので、シワくちゃのスーツで出かけなきゃならないなんて事にはなりませんよ。
6階の自販機コーナーには、乾燥機付きのコインランドリーが2台。早い者勝ちにはなっちゃいますが、長期滞在時の(1泊でもそうですけど)汚れ物もスッキリ洗濯出来ますので、下着類や着替えなんかの荷物を減らす事も出来ちゃう訳です。

さぁ、客室の方へと参りましょう。
客室はシングル、少し広めのデラックスシングル、ダブル、家族向けのファミリー、6名までOKのファミリースイート、ツインベッドに畳敷き和室付きというVIPルーム――と各種。一人でもカップルでも、もちろん家族連れでも、爺ちゃん婆ちゃん一緒の家族旅行でも、十分に満足できるルーム設定です。
今回、僕が泊まったのはデラックスシングルというお部屋です。部屋に入ると……
部屋広~い!
8畳か10畳くらいの広さはあるでしょうか。ホテルの一室っていうより、ワンルームマンションです。
防音はなされてますが、駅直結、しかも通るのが北海道の幹線鉄道・千歳線ですから、どうしてもその音は洩れ聞こえてきます。すぐ横を通る幹線道路の音は、さほど気にはなりませんが、隣のビルに面した側の客室では音がビル壁に反射する為、どうしてもうるさく感じるようです。宿予約サイトのアンケートページで、まったく正反対の意見が出てるのは、きっとそのせいでしょう。神経質な方は気になるんでしょうが、あまり気にしないようにすれば快適に過ごせますよ(矛盾してますな)。
オートロックじゃありませんので、部屋に入ったらしっかり内鍵をかけ、外出する時もルームキーで施錠するようにして下さい。
入口脇のスイッチにルームキーを挿すと、すべての電気器具が使えるようになる仕掛けです。最近、こういうシステムのホテルが増えてきてますね。
室内照明も、そんなに暗いイメージはありません。よく、せめて電気スタンドをもう一灯ぐらいは欲しくなるような暗い照明のホテルがありますが、このホテルは十分明るいです。……まぁ、足りないと思ったら、デスクライトも点けりゃいいだけですから。
備え付けの家具はヨーロッパ調の落ち着いた物です。テレビは14インチ型ブラウン管テレビ。衛星放送も見れます。ホテルには必需品の(なんで必需品なんでしょう?)有料チャンネルもありますので、ソッチが好きな方も楽しめます。「番組表がない!」と思われますが、机の上に一週間の番組表付の小冊子があります。この小冊子、すすきのの飲食店割引チケットも付いているので、ここで一泊して札幌へ向かわれる方には便利かもしれません。まぁ大半はナイトスポットになりますが。
テレビ台の下の引き戸を開けると冷蔵庫。中は空です。ちょっと冷え具合が足りないという意見もあるようです。
ベッド大き~い!
いわゆるセミダブルってヤツでしょうか(部屋によってはダブルベッドの場合もあるようです)。一人で寝るには十分過ぎる大きさ。寝相の悪い人でも、ゴロンゴロン転がっていただいても結構です。スプリングも固過ぎず柔らか過ぎずですから、寝てて体が沈み込む事や「まるで板の上に寝てるみたいで、かえって疲れちゃう」なんて事もありません。掛布団とシーツだけですが、クローゼットの下段には毛布も準備されてますので、寒い時にはどうぞ。
寝巻きが浴衣じゃなくパジャマってのもイイです。浴衣だと、起きたらはだけまくって帯だけになってるなんて事もありますが、パジャマだとそんな事はありません。何より締めつける物が何もないのがイイ。パジャマは膝丈くらいの大きさの、頭からスッポリ被るタイプ。ますます自分の家にいるみたいです。
備え付けのスリッパも、サラサラメッシュで気持ちいい履き心地。
でも、いくら気持ちいいからって、パジャマにスリッパで客室の外をウロウロしてはいけませんよ。せいぜいが、自販機までの往復ダッシュまでにしといて下さい。
机広~い!
まるで重役デスクみたいです。イスまで重役席っぽい。デスクライトも装備。持ち込みの仕事なんか、軽く出来ちゃいそうです。壁コンセントにあるモジュラージャックは、有線LANによるブロードバンド対応(NTTのBフレッツ)。LANケーブルやLANカードを用意していれば、気軽にインターネットに接続出来ちゃいます。もちろん使い放題。LANケーブルがなくてもフロントで貸してくれます。アクセススピードですが、サーバー容量に余裕があるんでしょうね、ストレスを感じる事は一切ありません。
横の抽出は茶器棚になっていて、中に電気ポットとお茶(抹茶スティックが2本)が入っています。茶器は湯呑みじゃなくてマグカップ。意外な感じがしますが、これがわりと重宝だったりくつろぎ感を与えてくれたり。
画像お風呂広~い!
部屋とバスルームを隔てる引き戸(!)を開けると……なんとトイレ別です。
シングルルームは、一般のホテルと同じトイレ一緒のユニットバスなんですが、1ランク上のデラックスシングルからは風呂とトイレが別室になります。
そして、そのお風呂ですが、ホテルには珍しい洗い場付きです。まるで自分の家の風呂に入ってる気分です。アメニティグッズの中には入浴剤(なんとバブ!)もありますので、ますます家庭的。浴槽に入ってもシャワーくらいしか浴びれないと、従来のホテルのバスルームで窮屈な思いをしてきたアナタ、ここなら心底ゆったり出来ます。壁には巻き取り式の洗濯ロープがありますので、ちょっとした物を干すのにも便利です。
ですんで、このゆったり感を尊重したい僕としては、どうせ泊まるならシングルよりデラックスシングルをオススメします。差額も1,000円ぽっち(税別)です。
トイレはシャワー洗浄式。お尻だろうが○○だろうが洗い放題(笑)
トイレの向かい側には洗面台。ちょっと狭いという意見もありますが、まぁそこはそれ、こんなもんでしょ、という気がします。アメニティグッズは歯ブラシ・髭剃り・ヘチマのような少し固めのボディタオル。そして前述の「バブ」。ヘアブラシがないのは残念&謎なのですが、自販機コーナーで買えますから(セット剤付き)。ドライヤーも完備――ドライヤーがあるんなら、ヘアブラシも置いてくれればいいのに。
唯一の不満。

札幌までJRで30分。ゆっくり朝食を取って、それから出掛けたとしても、十分観光タイムには間に合います。
夕方以降の遅い時間に新千歳空港に着いて、「今から観光って時間じゃないよねぇ」って気分で札幌入りして、ただ寝泊りするだけのホテルで窮屈な思いをするくらいなら、僕はこのホテルをオススメします。まぁ、是が非でも今日中に札幌に行きたいとか、何としてもススキノの熱い夜を迎えたいとかいう人じゃなければ、ですけど。



ホテルなのに、いい意味でホテルらしくないホテル。〝ハイパー〟の名に違わぬ、すべてがハイパーなホテルでございました。
今のところ、僕の中でのランキングではトップを独走しております。



ハイパーホテル千歳
(2015年7月1日より名称が千歳ステーションホテルに変更になりました)


北海道千歳市千代田町7丁目1789-3
℡ 0123-49-3000

この記事へのコメント

讃岐屋
2005年09月21日 04:32
宿泊料金! ハタと気が付き、記事に追加しました。
札幌で同ランクのビジネスホテル探したら、たいがい素泊まりですよね。客室もバスルームも狭いし。新千歳空港まで10分圏内ってのも加味すると、やっぱりコチラの方が断然お得ですよ。

僕の中では常宿候補。「祭」の前後でも、また利用しまぁす。

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