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zoom RSS 102年の歴史に幕

<<   作成日時 : 2013/01/19 00:38   >>

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わが故郷・帯広市最古の幼稚園である双葉幼稚園が、102年の歴史に幕を下ろす事になったそうです。
……いや、別にワタクシ、卒園生という訳じゃありませんが、帯広市民なら誰もが知ってる幼稚園。というか園舎。
それがなくなってしまうのは寂しい話です。
――いやいや、なくなるのは幼稚園であって、園舎そのものは残りますけど。

双葉幼稚園は明治44(1911)年、この地域での布教を担っていた日本聖公会の牧師が、幼児教育を重視して創立したのが始まりです。
元々は教会の別館を利用して始めた幼稚園でしたが、創立者の義妹さんが2代目園長を務めていた大正11(1922)年、現在の園舎が完成すると、そちらに移転。
その後、創立者の娘が3代目園長を継いで、それが現在の園長です。
本名武 元総務庁長官や芥川賞作家の池澤夏樹氏など十勝の著名人を含む約4,900人の園児を輩出してきた同園ですが、少子化による園児の減少や、高齢な園長(なんと園舎と同い年!)の後継者がいない事などから閉園を決めたそうです。
「後継者なんて聖公会から派遣すればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、やはり園児の減少が大きなネックなんでしょうね。なにせ現在の園児数が、たったの5名ですから。

双葉幼稚園といえば、このドーム型の屋根が印象的な園舎で有名です。
今年で建造から91年を迎える園舎は、一辺16mの正方形をした平屋建て。特徴とも云える赤いドーム型屋根の下には八角形の遊戯室を配し、その四隅を教室として利用しています。2代目園長が、アメリカの建築物を参考に設計したものだそうで、建築様式としては梅鉢型園舎≠ニ呼ばれています。
梅鉢型園舎は日本でも数えるほどしかなく、鎌倉市由比ヶ浜のハリス記念鎌倉幼稚園(現在も幼稚園として活用されているので非公開)や岡山市の旧旭東幼稚園園舎などが有名です。ただ、ここまで美しいドームを持っているのは、この園舎を置いて他にはないでしょう。
平成22(2010)年には、市内で初めてとなる国の登録有形文化財に指定されました。
画像
ねぇ? 可愛い園舎でしょう?
さすが有形文化財、市の歴史的建造物の一つに数えられるだけあります。
この園舎を見て「自分の子供をこの園舎で学ばせたい。遊ばせたい」という親御さんからの入園希望が後を絶たなかった、という話を聞いた事があります。


幼稚園は閉園しますが、この園舎については、市民から「帯広の昔の風景をとどめる建物は、何とか残していただきたい」という要望があり、関係者からも「歴史的な経緯を踏まえ、多くの市民が納得できるよう、帯広の子供たちのために活用を模索したい」と述べている事から、所有者の日本聖公会北海道教区も、何らかの形で残せるよう考えているようですが。
実はコレ、子供たち以上に地域の市民、ひいては観光客にとっても喜ばしい事だったりします。
と言いますのも、今までは現役の幼稚園として使ってましたから、外観は見れても内部は見れなかったのです。どうしても中が見たくて、園舎に近づこうものなら、園の関係者から「何か御用ですか?」と不審者扱いされたり、警察に通報されても文句は言えなかった訳です。
これで一般公開されて、大人も子供も自由に入れるようになれば、文化財指定という事も手伝って、観光資源としての価値が俄然上がってくるでしょうね。
まァ、基本は「子供たちの為に」ってのが、活用法としては一番だと思いますが。
例えば、この地域の児童館とかどうでしょうかね、聖公会さま。


4月以降、子供たちの歓声はしばし途絶える事になりますが、いつかまた戻って来てくれる事を――そうなるように活用していただければ嬉しい限りなんですけどね。

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