さよならナイアガラ

元日の朝、ごろ~んと寝転がってテレビを見ておりましたら、シンガーソングライターの大瀧詠一さんが急逝されたというニュースが飛び込んできました。思わず「ゑっ!?」と飛び起きたものです。

12月30日、自宅で家族との夕食中に「林檎を喉に詰まらせて」緊急搬送された病院で、間を待たずして亡くなったそうです。救急車で搬送された時には既に心肺停止状態だったとか。
そんな悲しい亡くなり方するなんて――と思っておりましたら、後に死因が「解離性動脈瘤である」と発表されました。
あぁねぇ~。動脈瘤じゃ即死も肯けるわ。破れる前なら、手術なり何なり、いくらでも手の施しようがあるものの、破裂してしまったら、何をしても手遅れだと聞いた事があります。
享年65歳――て、まだまだ早過ぎですわ。

大瀧詠一といえば、伝説のロックバンド『はっぴいえんど』のメンバーとして(何が〝伝説〟って、YMOの細野晴臣、松田聖子に数多くの楽曲を提供した作詞家の松本隆、ティン・パン・アレイの鈴木茂、とメンバーの名前を聞いただけでも知る人が知ったら興奮するという)活躍し、その後も山下達郎・伊藤銀次や佐野元春・杉真理(ほぉらほら。聞いた事あるようなミュージシャンばっかりでしょう?)と組んだユニット『ナイアガラ・トライアングル』での楽曲ヒットなどで、70~80年代の日本の音楽シーンを席捲したミュージシャンです。
「え~? よく知らなぁ~い」という人でも、太田裕美の『さらばシベリア鉄道』や松田聖子の『風立ちぬ』、森進一の『冬のリヴィエラ』、小林旭の『熱き心に』などを作曲した人と聞けば、「あぁ~あ、あの曲の……」と思い当たる事でしょう。
最近では(つったって、もう十数年も前の話だけど)、キムタク・松たか子主演のフジTV月9ドラマ『ラブジェネレーション』の主題歌『幸せな結末』を歌っていた(モチロン作詞作曲もだけど)と聞けば、「おぉ!」と膝を叩きますわな。

僕は……兄貴様の影響でしたね。
兄貴様のLP盤を、留守中にこっそりカセットテープにダビングして。
(別に兄弟仲が悪いとかじゃないですよ。たぶん見つかったとしても「傷つけんなよ」の一言で済んだでしょう。
ただ、「ちょっと借りるよ」「おう」のやり取りが面倒くさい時期ってあるでしょう?)
そんな中の一枚が『ナイアガラトライアングル Vol.2』でした。
『A面で恋をして』なんか、それこそ擦り切れるまで聞いたものでした。
わが青春を飾る――なんてほど仰々しくはないけど……まぁ……その1ページではありましたわな。


――てな話をしておりましたら、わが友人、首をかしげながら、こう宣いましたわ。
「ふ~ん……で、大瀧詠一って誰!?」
をいをい……

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