イコちゃん海を渡る

画像3月17日、JRグループ各社で列車ダイヤの改正が行なわれます。
主だったところでは、新幹線各線の増便と高速化が図られる一方、『日本海』や『きたぐに』などの寝台列車が姿を消すという、鉄道ファンには寂しいダイヤ改正となるようですが。
そんな中、注目されるのは、このダイヤ改正に合わせて、JR四国の高松駅と坂出駅で、JR西日本が発売しているICカード乗車券『ICOCA』が使えるようになる事です。

とは言っても、これでイコール「JR四国もICOCAの傘下に!?」とか「ICカードの世界では、JR四国はJR西日本に喰われるのか!?」という訳ではありません。
あくまで、岡山と高松を結ぶ快速『マリンライナー』を利用する乗客の利便性を向上させる――という目的において、です。
そこはホラ、JR四国にも意地がありますから(笑)
その証拠に、サービスの概要にある通り、利用できるのは『マリンライナー』停車駅の高松駅と坂出駅のみ。それも改札機能だけで、現金によるチャージや払い戻し、再発行などはしません。もちろんICOCA・ICOCA定期券の新規発売や継続手続もしません。
そこはホラ、JR四国にもプライドってもんがありますから(笑)
そこまでのプライドがあるんなら、JR四国はいつ独自のICカードを発行するのか尋ねると「検討中です!」と素晴らしい切り返しをしてくる訳ですよ。
……まぁ、ICカード導入以前に、自動改札機の普及ってヤツを、JR四国の威信を賭けて取り組んでる真っ最中ですからね。
どんだけ遅れてるんだか……
つーかさ、自動改札機の導入とICカードの導入、いっぺんにやった方がコストも効率も良いんじゃないの? 自動改札機の整備が一通り終わったところでICカード導入に乗り出したら、導入したばかりの自動改札機をまた全機改修せにゃならんって事でしょ? 二度手間、三度手間ってならないかい?
――て事は……ないな、ICカード導入は(爆)
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他にもICOCA利用上の制約がありまして。
高松または坂出を起点とした場合、利用できるのは岡山・福山エリア(上図のエリア)のみで、三原以西の広島・岩国エリアへは行けない(起点からの運賃を、別途現金で支払わなければならない)事になっています。どうしてもICOCAのみで乗りたければ、三原で途中下車しないといけないのです。
広島エリアから坂出・高松へは、何の問題もなく行けるのにね。ヘンなの。
そこは何と云うか、JR四国にも〝負けじ魂〟ってのがありますから(笑)
そうは云っても、今まで児島までしか使えなかったICOCAが、瀬戸大橋を渡って、坂出・高松まで使えるようになるってのは、それはそれは非常に画期的な事なのですよ。グループ会社とはいえ、相互提携でもない商品が、他社のエリアへ堂々と踏み込んで行けるんですからね。
遂にイコちゃんは瀬戸内海を渡るんですね。


……カモノハシって、海を泳げたっけ?


イコちゃんが山陰に来るのは、いつになりますかねぇ~?
何となくですが、JR西日本の戦略として、次に展開するのは山口・下関エリアじゃないかと思うんですけどね。下関近郊エリアを整備して、JR九州が発売してる『SUGOCA』との相互利用促進を狙うんじゃないかなぁ~……と。
次に、和気-相生間と長船-播州赤穂間を整備して、近畿圏エリアと岡山・広島エリアを一本につなぐ。下関エリアへの導入状況如何では、大阪-博多間をICOCAだけで往来できるようになるんじゃないかと。
(導入するからには広島エリア西端の南岩国まで伸ばすでしょう。よもや徳山や柳井止まりって事はあるまいて)
その次に、将来の北陸新幹線開通を見越して、米原以北の金沢・富山エリアを整備して。
……山陰はその次になりますかねぇ~?
まだまだ10年も20年も先でしょうか。

山陰のICOCA導入は、遠い遠い夢物語になりそうですねぇ……

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