ゴンが札幌にやってくる!

画像コンサファンにとって、ちょっと早いクリスマスプレゼントが届きました。
ジュビロ磐田から戦力外通告を受けた、ゴンこと中山雅史選手の移籍先が、わがコンサドーレ札幌に決定しました!
来シーズンは、聖地・厚別競技場や札幌ドームを縦横無尽に駆け回る中山選手の雄姿が見られますよ。


中山選手には、コンサの他にロアッソ熊本、横浜FC、JFLの町田ゼルビア、Vファーレン長崎、静岡県社会人リーグの藤枝MYFCの6チームが獲得オファーを出していました。
中山選手自身、Jリーグチームであるか否かにはこだわっていなかったのですが、42歳という年齢を考慮して、施設や健康管理面が充実しているチームを優先したかったようです。そうなると、どうしてもJリーグチームに限定されちゃうのかな、と。
条件面で詰めていった結果、札幌・熊本・横浜の3チームに絞られました。
「尊敬するカズさんと一緒にプレーするのが夢」と語っていたゴン、こりゃあ横浜で決まりかな?と思われましたが、来季の体制を早く固めたい横浜FC側は19日までの返答を設定したのに対し、中山選手側は施設や医療面を直接確認するまで結論の先送りを要望。結局は〝時間切れ〟で横浜FC入りの目はなくなりました。
……まぁ、それぞれのチームに、それぞれの思惑があるんでしょうが……短気は損気。相思相愛だっただけに、もったいない事をしましたなぁ、横浜FCは。

横浜が脱落した事で、札幌と熊本の一騎打ちとなったゴン獲得レース。
熊本のセールスポイントは、九州という温暖な土地柄と、出場機会の多さ。共にジュビロで戦った藤田俊哉や新監督に就任した高木琢也が熱烈なラブコールを送ります。
ところが、クラブハウスがないなどの施設面、医療体制の不備がウィークポイントとなり、札幌に大きく水を開けられてしまいます。「もし来てくれるなら、施設も医療体制も改善する」と〝今後に期待〟をアピールしましたが、現時点で特に医療面で充実している札幌のリードは覆されず、今日、ジュビロとコンサの両チームから移籍が発表される運びとなりました。
決め手はやっぱりバックアップ体制が充実してるかどうかでした。コンサは、札幌郊外・宮の沢の練習場には専用クラブハウスがあり、常駐トレーナーも来季から増員され、さらには北大病院からの支援を受けられるとあって、中山選手の不安材料を完全にクリアできる体制が整っていました。確かに金銭的に苦しいコンサ、中山選手の今季推定2200万円の年俸など到底出せる訳もないですが、〝金より医療体制〟が大きな決め手になったようです。
洩れ伝え聞く話によると、真っ先にオファーを出していたのがコンサだったとか。マスコミ報道などから、てっきり熊本かなぁ~と思ってたんですが、熊本が「オファーを出す用意がある」と報じられていた時には、既にコンサがオファーを出していたとか。まさしく「え!? いつの間に?」てなもんです。その素早さと熱意も、移籍の決め手になったみたいです。
正式な移籍記者会見は明日の予定。背番号は、磐田時代から慣れ親しんだ「9」が既に用意されているとか。今季「9」を付けていた石井選手が愛媛FCに移籍したから、何の問題もない訳だよね。
来季はゴンとキリノの2トップが見られるんですね。ゴンのマイクパフォーマンスも含めて、楽しみ倍増です。



まぁ、コンサドーレにしたって、不安材料がない訳じゃありません。相変わらずの金欠状態。
大きな痛手は、ビッグスポンサーだったニトリの完全撤退。
これにより来シーズンへ向けた運営費は、2億円もの減額となります。石屋製菓が5千万円増額して、2年ぶりに胸スポンサーに返り咲いたものの、それでも1億5千万の減額。運営費の減額は、チームの強化費に直接響き、ユースからの生え抜きだった石井謙伍選手や大活躍したGK荒谷弘樹選手ら5人を解雇する事に。
(そのニトリも、クラブ側の熱心な要請やサポーターの後押しもあり、1年限定ながら袖スポンサー4千万円で〝復縁〟 裏にはゴン効果?)
加えて、今季大活躍したMF西大伍選手がJ1アルビレックス新潟へレンタル移籍。同じく攻守の要だったMFダニルソン選手にも、J1名古屋グランパスへの移籍問題が浮上してる状況。
〝ミスター・コンサドーレ〟曽田選手が引退した事もあり、いずれにしても、来季の戦力低下は否めない訳です。

その一方で朗報も。
FC東京からDF藤山竜仁選手とFW近藤祐介選手が、愛媛FCからFW内村圭宏選手が完全移籍で新加入。
柏レイソルからレンタル移籍中の石川直樹選手も、期間延長により来季もコンサで戦う事に。
ここにゴン中山選手が加わって……どうだ? 結構戦えるんじゃないか?
〝石崎構想〟では、FWはキリノと内村の2トップ。ゴンはここ一番のスーパーサブとして起用する考えとか。まぁ、年齢的なものや長丁場のシーズン等を考慮すると、1試合フル出場をさせるよりは、後半のダイナモ的に起用した方が、チームにも中山選手自身にとっても効率的ですからね。
獲得オファーを出していた他チームが、中山選手に何を求めていたかは定かではありませんが、コンサがゴンに求めているのは、ズバリ即戦力! 今季トータルして成績の波が激しかったチームに安定性を持たせたいのが、石崎監督やコーチ陣の来季構想。中山選手の実力は、その構想を実現させるのにもってこいですからね。その構想に実現性と幅を持たせる為に、安定性と突破力を兼ね備えた内村選手を獲得したんですから。
フロントが考える、経験から来る指導力であるとか、精神的な柱の役割とかは二の次なんですよ。ましてや、ゴン人気から来る広告収入なんてのは、派生的なもんです――もっとも、ニトリの例を見るまでもなく、早くも効果は出てきてるようですけど。
来シーズンは、今シーズン以上に楽しく観戦・応援できそうよ。中山選手が、赤と黒のユニホームを纏って、ピッチに立つ日も、案外早そうです。



それより心配なのは大分トリニータだよね。
Jリーグからの2億5千万円の追加融資が凍結され、倒産寸前だとか。
県知事までが鬼武チェアマンの下へ陳情に来て、「熱意は伝わった」ものの、先に提出された再建計画へは「見通しが甘い。もっと精査して」と、かなり手厳しく批判されたらしいです。
融資条件となっている「新社長決定」「年間予算をさらに2億円カット」「再建計画の練り直し」の3項目が未だにクリアされていない為、凍結解除には至ってないそうで、年内は地元金融機関の短期融資で何とか乗り切れるものの、やはり追加融資がないと、Jリーグ初のクラブ倒産という不名誉な結果を招きかねない、瀬戸際ギリギリのラインにいる訳です。
まさに崖っぷち。
チームがそんな状態だから、選手たちも危機感を募らせてましてね。
主力のMF金崎が名古屋へ、MFエジミウソンがヴィッセル神戸へ、北京五輪代表チームの一員だったDF森重がFC東京へ、DF深谷が大宮アルディージャへ、DF福元がジェフ千葉へ、それぞれ完全移籍。
それ以外にも、MF高橋とDF上本に対してセレッソ大阪が獲得オファーをかけてるらしいですし。
まさに青田刈り状態ですねぇ。
まぁ、このまま沖縄かりゆしFCのような事になる前に、出来るならどこかへ移籍したいという選手の気持ちはわからないでもないですが……なんか〝沈没船から逃げ出すネズミ〟みたいでヤダなぁ……


来シーズン、開幕戦までに何がどうなってるんでしょうね?
「興味」というより「心配」です。

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