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zoom RSS ダメ人間が『ダメ人間』を持ってやってくる

<<   作成日時 : 2009/10/19 23:19   >>

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画像何スかね、このタイトルは?(笑)
まるで馬鹿が戦車でやってくる(by クレージーキャッツ)≠ンたいなノリじゃあないですか。
いや、まぁ、付けたのは自分なんですがね。

本日、ポイント会員になっている本屋さんからのメルマガが届きました。
その内容は、「我らがミスターこと鈴井貴之さんが、私小説『ダメ人間〜溜め息ばかりの青春記』を発刊したのを記念して、今月30日にサイン会を催します」って案内なんですけど。
そこには、こんな風に書かれてました。

「銀色の雨」公開直前の鈴井貴之さんが、
 「ダメ人間」を引っ提げて○△店にやってきます!

いやいやいや。
どぉ〜なのよ、この文面は? エラい書かれっぷりじゃないですか。
まぁ、確かにですね、自らを「ダメ人間」と呼び、『水曜どうでしょう』の中でも、共演者である大泉さんやディレクターから事あるごとに「ダメ人間」呼ばわりされてますけどね。
だからって、このキャプションはないだろう。
もっとも、ちゃんとした紹介文も載ってるんですがね。

 映画「銀色の雨」監督!
 「水曜どうでしょう」でおなじみ、鈴井貴之の初!自伝的私小説

 「水曜どうでしょう」でブレイクしたミスターこと鈴井貴之の初、自伝的私小説!
 ダメな人生、自己嫌悪の連続の果てに、力を得ることができる!
 北海道を拠点とした奇跡のクリエイター集団、「オフィスキュー」の
 できるまでがはじめて語られる!
 あの大泉洋も、TEAM NACSも、ここから生まれた!
 その原点がついに明かされる!
 情けなくて、切なくて、苦しくて、やがて、ホロリと心に沁みる。
 これはリリー・フランキー『東京タワー』に匹敵する、
 札幌を舞台にした若手クリエイターの苦闘の青春記だ!!

これまたエラい書かれっぷりですよ。リリー・フランキーに匹敵するんですって。
ん〜……方向性が違うような気もするんだがなぁ〜……
(なんてエラそうな事言ってるけど、『東京タワー』読んだ事ないんだよなぁ。大泉さん主演のドラマは見たんだけど)

実を申しますとワタクシ、このメルマガを受け取るよりも先に、このサイン会の入場整理券を入手しておりまして。
画像
といっても、ウラから手を回したとかナントカってのではまったくなく――そんなにそんなに裏だのコネだのに精通してないわさ。
タネを明かせば、昨日、この本屋の店頭で、鈴井さんのこの本を購入した人限定で配られたもの。つまりは、ワタクシもちゃっかり購入した口でして。
……いいけど、これで何冊目さ?

それにしても。
発刊されたのが9月9日サンキュー(CUE)の日≠セったのに、なんで今になって? もう版も再々版(第3版)になのに?てな事になるんですが。
これにも理由がありまして。
実は、翌31日(土)から、映画『銀色の雨』が山陰で先行ロードショーが始まりますので、それに合わせての米子来訪である、それに合わせてのサイン会の開催である、と。

     「て事は、上映初日の舞台挨拶もあるって事だよね?」

わかってるなら皆まで言うな、と。
ワタクシは生憎と仕事があるから、舞台挨拶には行けないんですが、当日朝、ウチの情報番組『土曜日の生たまご』にゲスト出演される事が決まっておりまして。
だからって、ワタクシは機械室からモニター越しに見てるだけなんですが。
何なら一視聴者と何ら変わりはない、と。
ひょっとしたら、偶然に廊下なんかですれ違うかな?と――フロアの1階と2階で、どうすれ違えるんでしょうか?
だから、なおさらの事、このサイン会には出たかったんです。
ま、いざ入手しちゃったら、当日そこに並ぶのが急にこっ恥ずかしくなってきてるんですが(笑)


この『ダメ人間』という本、何度も申しているとおり鈴井さんの自伝的私小説でして。
子供の頃からのあまのじゃく≠ネ性格から、物事を斜に見るようなクセが災いして、どうにも思うように生きられない歯痒さ。その先にある自己嫌悪。その自己嫌悪の上に成り立っている今の自分。などなど。
自らが主宰した劇団OOPARTS(オーパーツ)≠フ顛末から、TVやラジオへの出演(あの「人生片道切符ぜよ」はこの頃ですかね?)、深夜番組への転向、番組ブッちぎり伝説(笑)などを経て、オフィスキュー設立まで、いかに自分が溜め息と自己嫌悪の上に成り立ってきたかを赤裸々に語っております。
「ノンフィクションに見せかけておいて、これはあくまでフィクションだぞ」という体裁を繕ってますが……バレバレだよ、ミスター。
もっとも、バレたところで「だから何?」と開き直るのが、鈴井さんなんでしょうけど。

ただまぁ……ワタクシめの感想として。
読んでて笑えない自分が、ここにいるってのが、少なからずショックでしてね。
最初のうちは、「どんだけダメ人間っぷりが書かれてるんだろう?」なんて思ってたんですがね。
ところが、読み進めて行くうち、ちっともダメ人間じゃない――いや、ダメ人間なんだろうけど、ちっともそう感じない。
それってつまりは、自分が鈴井さん以上にダメ人間なんだって悟らされた瞬間で。
鈴井さんは文中「美空ひばりの『川の流れのように』の歌詞のように生きたいけど、現実は常に川の流れに逆らって生きている」と語ってますが、逆らえるだけマシだな、と。
自分はどうかっていうと、緩やかな川の流れどころか、濁流に呑まれ、翻弄され、もがいてももがききれず、気が付けばそのまま滝壺に向かって堕ちて行くだけ、と。
それでも、もがくのを止める事は出来ない。
バタ足は下手っぴなんですよ。だから泳げないんだ――何の話ですか(笑)

それもこれも、鈴井さんの言葉を借りれば「自己嫌悪、自己分析が足りてない」からなんでしょうね。

鈴井さん、アナタはダメ人間なんかじゃない。
アナタが本当にダメ人間なら、世の中はダメ人間だらけ――いや、ダメ人間にもなりきれない、中途半端な人間だらけじゃないですか。
思うように生きられなくて。理想と現実のギャップが大きすぎて。
そんな自分がイヤで。イヤだから、何とかしようと悪戦苦闘して。
それでも何ともならなくて。
だからこそ自己嫌悪に陥って。
それが故の「ダメ人間」なら、その「ダメ人間」にもなりきれない人間があまりにも多すぎて。
何かしらカベにぶつかったら、それを乗り越えようとも思わず、もがきもせず、すぐに「あぁ、ダメなんだぁ。じゃ、いいや」と投げ出してしまって。
「努力? 悪戦苦闘? そんなのやるだけ無意味でしょ?」とか思ってる。
そんな自分が「ちょっとカッコいいでしょ?」くらいに思ってる――ホントはちっともカッコよくないのに。

僕は……もがいてますよぉ。
底無しの泥沼の中を、ウサイン・ボルトも真っ青なくらいの超スピードで、全速力で走ってます。
ただまぁ。
泥沼ですから、どんなに速く駆け抜けようが、その足取りはナマケモノよりも遅くて。
底無しですから、どんなに超スピードだろうが、どこまでもズブズブと沈んでくばかりで。
八方ふさがりの中、自己嫌悪に陥る暇もないくらい、もがいてます。
いや、もがいてる「つもり」です。
あくまで「つもり」ですからね、何に向かって、どこに向かってすらわからないまま、ただ手足をバタバタさせてるだけかもしれませんが。
だから言ったじゃないですか。泳ぎはヘタだって。


僕はダメ人間∴ネ上にダメな生きものなんだと悟らされた一冊。
そんなワタクシめに、どうぞ愛の手を。
ハァ〜 ヨイヨイ、と
……それは合いの手≠セって……

ダメ人間 ~溜め息ばかりの青春記 (ダ・ヴィンチブックス)
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鈴井貴之

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