今日の甍(いらか)の波

JR西日本の、特に山陰本線側の駅舎は、会社のイメージカラーに合わせてか、青い石州瓦で葺かれているものが多くあります。
で、その屋根瓦の両端に置かれる鬼瓦ですが、これがまたチョット面白い事になってるのに気づきました。
画像
スゴいですねぇ。ご丁寧に「JR」の紋が入ってまっせ。
「この紋所が目に入らぬかッ!」てなもんで。
……誰もそんなトコまで目が行かないって(笑)


鬼瓦っていうと、本当に鬼の顔が彫られていて、ツンツンと角なんか生えちゃってる(「鬼面鬼瓦」と云うそうです)のが一般的なんですが、昨今ではこういった凹凸の少ないツルンとした「海津鬼瓦」が用いられる事が多くなってきたそうです。
でも……その真ん中に文字を入れてるのは、あまり見ませんねぇ。
家紋を入れてるのは、たまに見かけますが。
……コレ、JRの家紋(社紋?)なんでしょうか。

画像さて、この鬼瓦ですが。
鬼の顔を模って作るのには「入ってくる邪悪なるものを祓う」といった魔除けの意味が込められています。
ところが、ここ山陰では「福を招き入れる」という意味合いを込めて、素焼で作られたエビス様の顔が嵌め込まれた鬼瓦(福瓦?)が多く見受けられます。
さすが〝神集う国・出雲〟ならでは。考え方の違いですかねぇ。
コチラなんか船形の飾りまで付いてますよ。
〝宝船〟ですか? おめでたいですねぇ~。
エビス様も非常に温和な顔をされて。
ただ……素焼の肌ってのが、周りの瓦の色に比べてあまりに鮮やかな色なので、何気なしに見るとギョッとしてしまう事がなきにしもあらず。

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