犬も歩けば神話にあたる

安来市から車でさらに西へ。隣町の東出雲町へ入ります。
そこでワタクシ、トンデモないものを見つけてしまいました。
丹波哲郎もビックリ、「死後の世界」への入口です。

『古事記』や『日本書紀』にも記されているイザナギ・イザナミの物語。
亡くなった妻のイザナミに逢いたくて、後を追いかけて黄泉(よみ)の国へ向かったが、そこは死者だけの国。イザナギはイザナミに「一緒に帰ろう」と問いかけますが、イザナミは「私はもう黄泉の国の食べ物を食べてしまったので、帰れません。でも、あなたがわざわざ迎えに来てくれたので、黄泉の国の神々に相談してみましょう」と答えると、「でも私が返事をするまで絶対に来てはいけません」と言い残し、闇の中へ消えて行きました。が、いくら待てども返事はありません。しびれを切らせたイザナギは、約束を破って黄泉の国の奥深くへ進んで行きます。
そこでイザナギが見たものは、二目と見られぬほど変わり果てたイザナミの姿。
恐ろしくなったイザナギは、一目散に逃げ帰ろうとします。ところがイザナミは「あれほどここへは来ないようにと約束したのに、それを破って私を辱めた」と大変怒り、黄泉の国の魔軍を使って、イザナギを捕まえようとしました。それをどうにかかわしたイザナギでしたが、最後にイザナミ自身が追いかけてきたので、道を大きな岩で塞ぎました。
大岩をはさんで、イザナミは「あなたが約束を破って、こんな目に遭わされたからには、もう私はあなたの国へは帰らない」と云い、イザナギも「そんなに腹が立つなら仕方がない。別れる事にしよう」とお互いに別離の言葉を交わしました。
この時、大岩で道を塞いだ場所というのが、ここ黄泉比良坂(よもつひらさか)といわれているのですが…… 
画像
何スか? この「熱烈歓迎 ようこそいらっしゃいました どうぞごゆっくり」みたいなノリは。
こんな風に「死後の世界はコチラです」って案内されても、ちっとも嬉しくないんですけど。
……まぁ、せっかくだし行くけど(笑)

画像国道9号線から、この案内看板に沿って、一山回り込むようにして300m。なだらかな坂道を登り切った先、まるで唐突に注連縄が施された2本の石柱が現れます。
「へ!? これ?」
と思う間もなく、忽然と出現する大岩。そして『神蹟 黄泉比良坂伊賦夜伝説地』の石碑。
おそらく、この大岩がこの世とあの世を隔てる境界線なのでしょう。ご丁寧に賽銭箱まであるし。
てな訳で、皆さん、ワタクシ、〝死後の世界〟への入口に立ちました。
この岩戸の向こう側が〝死後の世界〟――霊界になるのですが……さすがに足を踏み入れる気にはなれなかったですねぇ~。
覗き込んでも、ごく普通に山道が続いてるだけなんですけどね。
え……っとぉ……臆病者って事でいいですね?

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