今宵、月光に抱かれて

学生さんは夏休みに入り、遊びにバイトに日々大忙しの事でしょう。
社会人の皆さんも、お盆を絡めた夏期休暇を念頭に置きながら、もう一踏ん張りといった所でしょうか。
「夏休み? ンなモン知らねぇよ!」と憤慨されてる皆々様、ワタクシからも一言述べさせていただきます。
同志よ……(涙)


さて、夏休みとなれば……やって参りました、『青春18きっぷ』の季節です。
この歳ともなりますとね、〝青春〟の二文字を口に出すのがどうにもこっ恥ずかしくてですね、購入の際には「『18きっぷ』1枚」としか言いません。
まぁ、それで十分通用するからいいんですけどね。
これで窓口で「正式名で言って下さい」と言われたら、「やっぱりいいです……」とスゴスゴ引っ込んじゃうか、筆談よろしく購入用紙だけ差し出して「コレ下さい」と言うか……
そんなに〝青春〟が恥ずかしいか(笑)
して。
いつも思う事なのですが。
切符ってのは「○○へ行く為に買う」のが普通なのに、18きっぷの場合「キップは買った。さて、どこ行こうか」がデフォルトなんだよね。ほんでもって、どこへ行くか勤務シフトと相談しながら思案して思案して、あまりに思案し過ぎて使用期限が迫っちゃって、慌てて使った挙句、使い切れずに余らかしてしまう。
……それってワタシだけ?
そこで考えました。
後回しにするから余らかすんであって、ガッシガシ使ってけばいいんじゃね?(←ナニヲイマサラ)
てな訳で。
7月中に1回乃至2回は使う事にして、そうなるとどこへ向かうかが問題。
マイ経県値リストを参照しながら。
「どうせ行くなら、やっぱ未開の地・九州だよなぁ……」
違った違った。〝未踏の地〟さ、未踏の地。〝未踏〟と〝未開〟じゃエラい違いだわさ(笑) 九州の皆さま、訳ござ申しいません。
ワタクシめ、九州には門司と博多、水郷・柳川、大分の湯布院しか行った事がごじゃいません。ならば、超久しぶりに九州へ出向くのも悪くありません。
ただねぇ~……遠いんだよねぇ~、九州……
マトモに18きっぷだけで旅したら、丸々半日は移動で潰れるもん。早朝始発便で出発して、着いたら夕方とかって。2日しかないお休み、観光スポットなんかどこも見ずに、美味しい物も何も食べずに、ただ移動して終わりぢゃん。いくら何でもそりゃないよねぇ~。
「ん? 待てよ? 『ムーンライト九州』があるぢゃん!」
新大阪と博多を結ぶ快速『ムーンライト九州』。寝台列車ではないにせよ、朝には九州まで運んでくれる、18きっぷユーザーには大変ありがたい列車です。
ただ、問題が一つ。
座席を確保できるかどうか、です。
『ムーンライト九州』は全席指定。それも夏休み期間中に変則的に運行される列車。して、世の学生さんは夏休みというこの時期、『ムーンライトながら』の例を考えると、出発前々日という状況で座席が確保できる可能性は……

「ハイ、『ムーンライト九州』、7月30日の岡山から博多までですね。……ハイハイ、翌日の博多から岡山もですね」

……取れちゃったよ。しかも往復分。
アレかい? こんな間際でも難なく取れるって事は、考えてる以上に人気ないのかい?
ともあれ。
月末の2連休、九州行きは決まりました。


岡山駅0時25分――上郡駅構内での信号機故障の煽りを受けて、7分遅れの0時32分。
EF66形機関車に牽引された6両編成の、快速『ムーンライト九州』が到着。コレに乗って、朝には一挙に九州上陸です。
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     本州区間を牽引するEF66形機関車
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         見てのとおりのガラッガラ……            シートはフリーリクライニング。ここまで倒れます。
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       各車両には荷物置場と更衣室が               九州区間を牽引するED76形機関車

冬期間『シュプール号』として運行されている車両ですから、各車両には荷物置場とスキー置場があります。まぁ、大型のトランクケースやらピギーバックやらを預けるのには丁度いい広さでしょう。
車内はかなり空席が目立ちます。埋まって1/3程度ってとこでしょうか。
……そんなに人気薄なのか? あの日の『ムーンライトながら』と比べれば、何とも拍子抜けでございます。でも、春先に乗った『ムーンライト松山』の事を思えば、こんなもんなのかもしれません。
まぁ、これだけ空いててくれてるお蔭で、2席分を使って横になれるんで、万々歳なんですが。これで身動きも出来ないくらいビッシリだったら、とても寝れたもんじゃありませんからね。
さて。
前述のとおり、『ムーンライト九州』は、快速でありながら全席指定です。
その辺を御存じない方が、たま~に乗って来られるんですねぇ。今回もおられました。いい加減ホロ酔い気味の(つーか、すっかり出来上がっちゃってる)60近いオジサンが、車掌さんと何やら揉めているのが洩れ聞こえてきました。

「オレは倉敷で降りるつもりしてたんだよぉ」

「この列車は倉敷では停まりません」

「じゃあ、次はどこ停まるんだよ」

「あさ(厚狭)です」

「時間なんか聞いてねぇよ! どこに停まるか聞いてんだよ!」

「いえ、ですから山口の厚狭です。到着は朝の5時になります」

アンタらは昭和の漫才師か!てな、噛み合ってるんだか噛み合ってないんだかよくわかんないやり取りを聞きつつ、すっかり夢の中へ。
厚狭到着を報せる車内放送に起こされた時、オジサンの姿はどこにも見えませんでした。
途中の業務停車の時に降ろしてもらったのか、車両を移ったのか(あんな状況でしたから、指定席券なんて求めてないでしょう)。降りたにしても、折り返しの便がない以上、どこでどう夜を明かしたのか。
謎は深まるばかりでございました。

この記事へのコメント

アバロン
2008年08月04日 23:08
どもです
急行まりもが今月いっぱいで廃止になるんだそうですね
夏休みにはぜひ帰郷して搭乗してみては??

今日の帯広は31℃!明日も30℃になるそうです
湿度が50%台なのが救いですが やはり暑いっすね…
讃岐屋
2008年08月05日 02:23
世はスピード時代とはいえ、一時代が終わるのは何とも寂しい限りですね。
まぁ、「まりも」は特急だから、どのみち18きっぷでは乗れないんですけどね。

「からまつ」復活は夢物語か!?

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  • ムーンライト九州

    Excerpt: ムーンライト九州]は、新大阪から博多まで、JR西日本が運行する臨時夜行列車である。1989年に登場し、青春18切符で乗車できること。≫タイトルを変更しました。 Weblog: ぱふぅ家のホームページ racked: 2009-06-03 21:10