宿毛から竜串海岸へ

画像南四国の旅2日目は、宿毛駅前からバスで土佐清水にある竜串海岸を目指します。
本当は足摺岬まで足を伸ばしたかったトコなんですが、一泊二日という時間的制約上、残念ながら断念せざるを得なくなりました。今日中に帰れなくなりますからね。
まぁ、足摺岬はだいぶ以前に一度行ってますしね。無理してまで行く事もなかろうと。
あの雄大な景色を、皆さんにご覧いただけないのは残念ですけど。

路線バスに揺られる事1時間余りで、竜串海岸(竜串海中公園)に着きます。
竜串海岸一帯は、地質学的に云うと古第三紀に形成された砂岩で、三千年とも六千年とも云われる膨大な時流の中で風や波による浸蝕を受け、奇岩立ち並ぶ現在の姿になったんだとか。磯山を滝に伏せる龍に、磯山の麓から海中に向かって並立する奇岩群が、まるで串の目を揃えたようである事から、臥龍を串刺しにした形に見立て、そこから「竜串」と名付けられたといいます。
後は、秘伝のタレをたっぷり付けて、炭火でじっくり焼き上げると、美味しい美味しい龍の蒲焼の出来上がりです。
じゅるるっ。

バス停前にあるレストハウスから少し歩くと、足摺海底館という海中展望台があります。どうせなら、ちょっと海中散策と洒落込んでみたいですね。
海底館へ向かう道すがらにも、自然が造り出した奇岩の数々が並んでいます。

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波がえし                                竜の卵
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くじらのひるね                              夫婦岩


どうですかぁ? そんな風に見えますかぁ? こじつけですかぁ?(笑)

さて、こんな奇岩奇勝の立ち並ぶ竜串一帯ですが、意外な方も訪れています。
ハイ、四国とは切っても切れない縁の、弘法大師です――意外でも何でもなかったですかね。
画像対岸にある千尋岬の突端には、〝見残し〟と名付けられた奇岩群が広がっています。竜串海岸の奇岩群といえば、この〝見残し〟が一番有名です。
室戸での厳しい修行を終えた弘法大師、足摺岬を訪れた際、この竜串にも立ち寄られました。ここから見事な海岸美を堪能しましたが、千尋岬に広がる奇岩群は見ずに立ち去ってしまいました。
後世、この地を訪れた人が、ずらりと並ぶ奇岩群を見て「さしものお大師さまも、この景色は見残したかぁ」と口々に語った事から〝見残し〟という地名が付いたとか。
今は昔の物語。
現在は、弘法大師が海を眺めたであろう場所に、石碑と錫杖が刺さった石板があるだけです。その石板は、海を隔て〝見残し〟の方を向いています。
弘法大師、そこにそんな物があると知っていたなら、何を差し置いても行った事でしょう。
惜しい。残念。
「弘法も筆の誤り」ならぬ「道の誤り」てか。
かく云うワタクシめも、スケジュールの都合と申しますか、意外な遠さに驚いてると申しますか(レストハウス横から遊覧船で行くのが一番近いんですが、それでも片道20分)、ここは弘法大師に倣いまして〝見残し〟の方向で(笑)


そうこうしてるうちに。
見えてきましたよぉ。四角いブロックを組み合わせたような、独特のフォルムをした海底館です。
これから深度7mの海中散歩です。

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