同行二人 うどん行脚~まんのう町美合【谷川米穀店】

さ:「んじゃ、今から米屋に行きますから」
り:「米屋ぁ!? 米屋で何すんですか?」
さ:「ん? もちろん、うどん食うの」
り:「……はぁ!?」
いや、まぁ、普通はそういう反応でしょう。「り」様、正解!
でも、そこはそれ、コアでディープな讃岐うどんワールドです。アヤしさ全開フルスロットル、てなもんでございます。

画像国道377号線を東へ。長田交差点を右折し、県道17号線ひたすら南下。山道かっ!とツッコミを入れたくなるようなウネウネの道。カーブの遠心力が、容赦なく「り」様の胃袋に襲いかかります。
内田交差点を左折し、国道438号線に乗ると、温泉施設『ヴィレッジ美合』を目標に南下を続けます。徳島との県境近く、『ヴィレッジ美合』前の橋の袂に、目指す『谷川米穀店』はあります。
その名のとおり、谷川が流れるすぐそばに建つこのお店、営業は11時から13時までの2時間。うどん玉がなくなれば、そこで打ち切り。ある意味「幻の店」です。
現にワタクシ、何度か挑戦してますが、未だに一回も食べれてません。今日食べれれば、いわば初『谷川』です。
到着したのは12時半前。時間的にはOKです。
しかし、行列の最後尾には、店のおばちゃんが「終了しました」の大団扇を持っています。
(あちゃ~、またダメだったか……)
訳もわからず徳島県境近くまで引っ張り回した「り」様には申し訳ないのですが、頭の中では代替店を探し始めてます。
ところが。おばちゃんが言うには。
「列伸ばせ言うか、終わり言うか、大将が出て来んと私にもわからんきん」
つまり、本当に食べれるかどうかは保障しないが、並ぶ価値はある――とまぁ、そういう訳ですな。
(勝負に出るか、見切りを付けて別の店へ向かうか)
刹那の熟慮の上に出した結論。
(ここは勝負だ! 大丈夫、我々は運がいい!)
運のいい人間が臨時休業に当たるかい!(笑) して〝刹那の熟慮〟って何だ?(爆)
しばらく列に並んでいると、大将と思しき人物が、学校で使ってたような椅子を片手に店から出てきました。そして、おばちゃんから〝終了団扇〟を受け取ると、列の遥か後ろに置いた椅子に〝終了団扇〟を括り付けました。つまり、列延長。
大将、冒険の布陣です。
(やった! やっと『谷川』のうどんが食える!!)
「り」様そっちのけで、ウカれてるのはワタクシでございます。正直、「り」様は『山越』でのボディーブローが殊の外効いてらっしゃるようで、この一杯が入るかどうか微妙なラインのようです。
画像やがて待望の一杯が。
言ってしまえば、ごく普通の、ありきたりなうどんなんですけどね。期待の方が大き過ぎたか?
ところが。
ここに刻みネギを入れ、醤油を一回しして、酢と特製青南蛮漬を少量。これらをまぶすように一混ぜした後に食せば、アラ不思議。とっても美味しく……
わ! 辛っっっっら!!
何? 何? どうして? 南蛮漬、少ししか入れてないぞ?
少量でこの辛さって事は、どエラい辛さって事じゃないか。迂闊には入れられないな、この青南蛮漬ってヤツは。
でもでも。
あ~、辛くてウマいなぁ~。これで105円(!)てのも素晴しいじゃないかぁ。
……ハッ! では辛い物が苦手な「り」様は!?

さ:「あ。入れてない……」
り:「匂いで辛そうだったんで」

……逃げたな(笑)

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