トリオ de のらり旅 ―友、遠方ヨリ来タリテ饂飩ヲ喰ラフ―

10日から昨日まで、わが僚友2名(鎌倉方と横浜方。便宜上「K」「Y」と略します。当然〝どうでしょう藩士〟)、そして〝目に見えない方〟1名(笑)が、盆休みを利用して遊びに来ました。
で、せっかく四国まで遊びに来たんだから、アチコチ引きずり回してやろうじゃないか――と。
まぁ、コッチは盆休みなんか縁遠いんですけど(泣)
んでまぁ、今回は『トリオ de のらり旅』という事で――
あ、もう一人の〝見えないお方〟ですか? 四国に来たって事で、アチコチのお寺にいるお仲間のトコへ挨拶回りに出かけたみたいですよ(笑)


10日早朝、横浜発の深夜バス『トリトン号』で、彼らは四国に降り立ちました。
〝深夜バス=ヤラれる〟という方程式が身に染みついているワタクシ、無事到着を知らせてきたメールに「大丈夫ですか? ヤラれてませんか?」と尋ねてみると、「ぐっすり寝られました。快適でした」との返事。

          ウソォ~ン(笑) どうでしょう藩士たるもの、ヤラれなきゃダメぢゃん(爆)

ヤラれてたのはワタクシの方でした。
昼12時。100%完徹&夜勤明けの身をシャワーで引き締め、街中へ迎えに車を走らせます。
(その間彼らは、一旦我が家へ立ち寄り、何軒か繁華街のうどん屋巡りをした模様)
兵庫町アーケードの入口でピックアップして、向かった先は
          King of さぬきうどん
云わずと知れた綾上(現・綾川町綾上)の名店山越であります。
まずはコチラでもって、歓迎の意を表しようじゃないかと。

琴平へ向かう国道32号線をひたすら西へ。萱原北交差点を左折し、県道185号線を南下。コトデン踏切を渡り、綾川に架かる橋を渡ってさらに進みます。目印は羽床上小学校。
すると、赤・黄・青の三色ラインも鮮やかな〝山越専用駐車場〟の看板が見えてきます。混雑時は警備員さんが立ってるから、ソッチの方がわかりいいかも。
(多少遠回りになりますが、ワタクシめには、この道が一番わかりいいんです)
駐車場には、近隣の愛媛・徳島ナンバーはモチロン、大阪や広島、遠くは神奈川ナンバーの車も来ております。さすが夏休み――て言ってる自分が帯広ナンバーですけど(笑) コソコソ声で「北海道から来てるゥ~!!」の声も聞こえます。
……ゴメンね、高松で。ナンバープレートはアテにならないのよ。
平日の、それも閉店間際の13時半近くだというのに、店の前にはずらり並んでおります。さすが夏休み。
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さて、山越と云ったら「釜玉」が定番です。釜から上げたばかりの麺に溶き卵を絡ませ、半熟状態なところへチョロッとかけたダシと一緒に、豪快に掻き込むという、山越さんの代名詞のような食べ方です。
が、ワタクシ的には、それにとろろ芋を加えた〝山かけ釜玉〟通称「釜玉山」がお好みです。
釜玉山――なんか相撲取りみたいな呼び方ですが(笑) コシと土俵際の粘りが持ち味です(爆)
ソイツを持って、ヨーロピアン・ガーデン風の野外テーブル席でいただきます。
          んまいッ!!
いやぁ~、何度食べに来てもウマいです。
思うに、香川を代表するような有名店だからとか、ここは是非味わって欲しいとかじゃなく、自分が食べたいから案内してるんですね。でも、連れてって文句を言われた事が未だないから、満足してもらってるんでしょう。


さぁ、腹ごしらえも出来たところで、レクリエーション。そのまま琴平へ向かいます。
琴平と云えばこんぴらさん。
Kくん、街中に溢れる「しあわせさん、こんぴらさん」というキャッチフレーズと、金色に輝くお守りに心惹かれた模様。しかし、ソイツをゲットするには、785段の石段を登り切り、金刀比羅宮の本宮まで行かなければなりません。
まだ四国の暑さに慣れきっていないK、表参道の石段を少し登ったところで断念。引き返す事に。
深夜バスに揺られ、気温36℃のウダるような暑さに迎えられたとあっちゃ、頷けなくもない。
つか、実際に「行くぞ!」と言われたら、案内する僕の方が「え~? 行くのぉ~? ホントにぃ~?」とギブアップしてしまいそう。
まぁ、雰囲気だけ味わったって事で。
代わりと言っちゃ何ですが、参道入口にある「金陵の郷」(金陵酒造の蔵元資料館です)の大楠木に感動していただきました。


車は善通寺市内に向かいます。目指すは四国八十八ヶ所の76番札所・金蔵寺です。
どうでしょう藩士ならば、もうおわかりですね。
『四国八十八ヶ所3on3』でおなじみの〝スリー金蔵寺〟を決めてやろうという訳で(笑)
バチあたりですね(爆)
琴平市街を抜け、国道319号線を北上。善通寺市内に入り、しばらく行くと案内板が出てきますので、その案内どおりに右折。200m先の細い路地を左に入ると、すぐに金蔵寺到着です。
薬師如来を本尊とする金蔵寺は、智証大師生誕の地として伝えられています――て、智証大師って誰?
(調べました。弘法大師の甥に当たり、天台宗寺門派の開祖だそうです)
75番札所の善通寺には五重塔が聳えていますが、ここは御堂が2、3ある、ごく普通のお寺です。何故かしら七福神がお出迎えでしたけど。
境内には〝乃木将軍妻返しの松〟というのが生えています。陸軍第11師団(善通寺)の師団長を務めていた乃木将軍、東京から訪ねてきた静子夫人を「軍人の妻が留守宅をないがしろにするとは何事か!」と叱し、東京に追い返したとか。途方に暮れた静子夫人、この松の根本でしばし休んでいたが、言われたとおり東京に引き返したという逸話が残っています。今時の女性陣に「帰れ!」なんて言った日にゃ、「アンタ、何様だと思ってんのよ! 離婚よ、離婚!!」と言われそうですが(笑)
さすがに〝スリー金蔵寺〟をやるのは気が咎めたのか(笑)、普通に写真を撮って帰ってきました。


丸亀城を右手に見ながら、高松の我が家へと引き返します。
え? 〝城見ニスト〟の讃岐屋が、丸亀城はスルーするのかって?
う~ん……丸亀城に限っては、天守閣を目指すより遠くから見てる方がいいんですねぇ。何せここのウリは、重なる石垣の造形美ですから。
その代わり、坂出の八十場に立ち寄り、名物のところてんを頂いてきましたよ。
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今を遡る事1900年前――景行天皇の御世の話。
悪魚の毒にあてられた日本武尊と八十余名の兵士は、神童の捧げた〝弥蘇場の清水〟によって蘇生し、やがてこの悪魚を見事退治したという「悪魚退治伝説」が、この地に残っています。
この〝弥蘇場の清水(〝野澤井の霊泉〟とも)〟は今も滾々と湧き出ていて、ここで心太茶屋を営む清水屋さんは、なんと創業二百三十余年という讃岐・坂出を代表する老舗です。
普通に酢醤油で食べるところてんもあるんですが、ワタクシめは関西風に黒みつで。Yはくず餅風に切ったところてんに、黒みつと黄粉をまぶして。
Kはパス。甘いのが苦手ってんじゃないんですけど、さすがにうどん5玉はキテるみたいで、入る隙間はないようです。
同じだけ食ってるY……若いってスバラシイ。さすが20代。




まぁ、初日からギッチリ注ぎ込むのもどうかと思いましてね、今日のところはこの程度で。
――つか、案内役のワタクシがそろそろ限界です。
徹夜明けの身には、多少キツいです……

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