トリオ de のらり旅 ―瀬戸内・しまなみ・潮の香り―

「よぉ~し、タコ食いに行くぞぉ~!」
この掛け声とともに起き出したのが、朝8時。
……遅いって。
昨日の荒行(笑)が明らかに影響しています。
目は覚めてんのに、体が起きないもの。お陰で二度寝。せっかく6時に目が覚めたのに、気が付いたらこの有様。
昨日は青春18きっぷを投入しましたが、今日は愛車プロシードマービーで、しまなみ海道を巡ります。高速をひた走り、今治から尾道へ――『サイコロ6』で、どうでしょう班が回ったコースとは逆ルートです。

しっかり朝メシ食って、あ~だこ~だしてるうちに、出発は9時に。
……だから遅いって。
ただ、遅いなら遅いなりに、寄るべきところはある訳で。時間的にもちょうどいいし。
高速には乗らず、国道11号線をひたすら西へ。善通寺を抜け、三豊との境界になる坂を登り切り、弥谷寺へ向かう鳥坂交差点の手前に――ございました。鳥坂峠名物鳥坂まんじゅうです。
ハイ、『四国八十八ヶ所3on3』でイキナリの早食い対決になった、あの酒まんじゅうです。
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一口サイズの、ちょうどいい甘さと塩加減。そして何より作りたてならではの、あのモチモチ感。藤やんじゃなくとも、アレは魅了されます。あっという間にホイホイ手が伸びます。不思議ですねぇ~。
売り方も不思議で、17個入りで500円。倍の35個入りで1,000円。
「35個買ってきちゃった」
「何を思って35個も……」
というアノやり取り、何の事はない、単純に1,000円分買ってきたってだけなんだね。
開店は午前10時――ね? 「ちょうどいい」と言ってた意味がわかったでしょ?

さて、第一の目標を達成した我々(まんじゅうを目標にするんじゃないよ!)、豊中ICから高速に乗り、いよいよしまなみ海道を目指します。
ワタクシ、一抹の不安を感じておりました。
以前、しまなみ海道を通ったのは5年前になるでしょうか。その時は、高速と呼べるのは橋脚部分だけで、島内は一般道。80㎞/hで橋を渡ってきて、島に入るとイキナリ40㎞/h制限になる。そして、橋を渡る度に料金を請求される。そんなこんなの繰り返しで、尾道まで渡り切るのに4時間以上かかったと記憶しているのです。
なもんですから、第二の目標である生口島に入るのは夕方3時くらいになるのではないか、と予想していたのです。
この時間帯、非常に微妙です。
行こうとしてる店が休憩に入る時間帯ならば、行っても意味がない。誰もが魅了される瀬戸の夕暮れには、まだまだ陽が高すぎる。単純に島々を巡って四国から本州に渡るのなら、瀬戸大橋を渡るのと大差はないではないか。いや、瀬戸大橋の方が費やされる時間が短いんだから、何も苦労してロングドライブに賭ける必要もないんじゃないか。
いろんな考えが頭の中で交錯します。
車は小松ジャンクションで松山自動車道から今治小松自動車道に乗ります。乗りますが、なんぼも行かないうちに、今治湯ノ浦ICで降りる事に。ここから国道196号線を9㎞ほど走り、今治ICから、再び高速に乗ります。
この面倒臭さは昔とまったく変わってません。それがまた不安を煽ります。
画像平野越しに海が見え隠れし、やがて見えてきました。来島海峡をはさみ、対岸の大島へとつながる三連吊橋も印象的な、あれが来島海峡大橋です。
今治北IC併設の来島海峡SAで小休止。大橋をじっくり堪能します。時間はちょうど12時。ちょっとのんびりし過ぎでしょうか。
海峡に浮かぶ島々を結ぶように、三つの吊橋が伸びています。さすが多島美を誇るしまなみ海道の四国側玄関です。これは、この先期待が持てます。
これから続くしまなみ海道には、全部で10個の橋が架かり、それが吊橋だったり斜張橋だったり、それぞれが違ったイメージを与えてくれます。そして何より自転車や歩いて渡れるのが特徴です。鳴門-明石ルートの大鳴門橋は、建設当初は鉄道を通す計画があったそうで(そこを利用して『渦の道』という観光施設が出来ましたが)、それが児島-坂出ルートの瀬戸大橋に取って替わられたとか。自動車専用だったり、鉄道併用だったり、歩いて渡れたり、本四架橋は三者三様。それもまた面白いところです。
数年前、Y君も尾道側から歩いて渡った事があるそうで、当時の話を懐かしそうに話してくれました。今回、横浜から一緒に来た〝目に見えない方〟も、その時付いて(憑いて?)来たとか違うとか(笑)

小休止も終え、いよいよ来島海峡大橋を渡ります。車窓の向こうに見える島影は、瀬戸大橋とはまた違った雰囲気を見せます。
橋を渡り切り、大島南ICが近づき……あれ? 道が続いてる。前はここで一旦降りなきゃならなかったのに。
ははぁ~ん、ナルホド。そぉいや今年のGWに〝全線開通〟って云ってたけど、こういう事だったんだ。島内も道路がつながったんだ。
――て事は、だ。目的の生口島に着くのって、予想より大幅に早くなりません? 距離的に考えたら30分かかるかかからないか。
それはそれで、新たな疑問。
今治ICと湯ノ浦ICの間って、いつ開通するんだ? ちっともその気配ないんですけど。つーか、工事はおろか用地買収すらしてる様子もないんですけど。
画像大島を通り、『伯方の塩』で有名な伯方島へ。
大島には、戦国時代にこの海域で大暴れした能島村上水軍について紹介した、村上水軍博物館があります。瀬戸内には昔から水軍と呼ばれる海の一族がおり、平時にあっては水先案内や水上警護を、戦にあっては卓越した組織力と戦闘能力で、その名を轟かせたといいます。古くは源平の時代、屋島水軍が源義経に加担して平家を滅ぼし、室町時代には〝倭寇〟として大陸の商船に畏れられ、戦国時代にあっては諸大名がこぞって家臣団に組みしようとしたなど、数々の逸話が残されています。
そんな施設がある事を、遥か通り過ぎてから気づきました(笑) 三人ともタコを食う事しか頭になかったもので(爆)
まぁ、引き返すにしても、おいそれと引き返せないのがしまなみ海道。大部分のインターチェンジがハーフ・インターチェンジなので、折り返そうと思ったら、幾つか島を渡って行かなくてはならないとか、島内の一般道を縦断しなければならないとか、なかなかに苦労します。上下とも抱えたフル規格のインターチェンジは、伯方島IC・大三島IC・向島IC・西瀬戸尾道ICの4つしかありません。その他はどちらか一方通行になるので、うっかりしてると目的の島に降りられないなんて事もありますので、御注意下さい。
伯方島を過ぎ、ルート唯一のアーチ橋である大三島橋を渡り、ルート最大の島・大三島に入ります。大三島ICから車で2分、多々羅スポーツ公園・しまなみドーム近くに『サイコロ6』でミスター・大泉さんも入った多々羅温泉がありますが、我々の目的は食に在り。今回はパスです。
カメラはお二人に任せて、ワタクシはドライバーに専念――て、運転しながらシャッター切ってたら、危険極まりないんですけど、さほどの交通量がある訳じゃありません。何なら路肩に車を止めて、しばし多島美を堪能しても、通行の妨げにもならない。やっちゃいけないけど。
綺麗ですね。言葉では言い表せません。日本はまだまだ捨てたもんじゃありません。まだまだ美しいところがいっぱいありますよ。
全長1,480m、世界一の斜張橋である多々羅大橋を渡って、いよいよ第二の目的地・生口島に上陸です。
目指すはタコ。行く店は蛸の憩処 たこ八です。
(違うって!)



今回のシメは「自衛隊に入ろう!」風のお写真で(笑)
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