かなりのビジュアルです!

画像2階展示室に入って、真っ先に目を惹くのが、この黄河象の化石レプリカです。
今から200~250万年前に生息していたとされる象で、アフリカゾウより二回りほど大きな象(肩の高さが約4m)だったようです。
琵琶湖一帯の古琵琶湖層群と呼ばれる地層からは、黄河象によく似た〝ミエゾウ〟という象の化石が見つかっています。どうやら黄河象の亜種だったと考えられています。
それより驚きなのは、そんな連中が、この琵琶湖一帯を闊歩してた時代があったという事ですね。北の方ではナウマン象だマンモスだと発掘されてて――実際、故郷の近くにある忠類村(町村合併で幕別町忠類となりましたが)では、ナウマン象の全身骨格が出土しました――知識として、出て当たり前のように感じてましたが、よもやこんな近くでそんな巨大生物が棲息したとは……
まぁ、大陸とは地続きの時代もあったから、いて当然という気もしないではないですが、こうして目の前にすると……ねぇ?
(何が「ねぇ?」なんだか……)

画像一昔前の家の基礎とか、ただの砂利の塊かと思ってよく見たら、この白く突出してるのって、全部貝なんですよ!
ここは、世界最大の淡水貝塚「粟津貝塚」の発掘現場を、そっくり再現したコーナーです。
貝塚って、こんなふうに見つかるものなんですねぇ~。
一見地味ですけど、これはこれでかなりのビジュアルですよ。
この対面側には、7世紀頃(というから蘇我・物部などの豪族が幅を利かせ、藤原鎌足が活躍してた時代ですね)に架けらていれた「瀬田唐橋」の橋脚基礎の一部が移設保存されたりしています。
確かにここで人々が生活していて、この琵琶湖とかかわりを持っていたんだという事が実感できます。

画像時代もぐっと身近になって、中世の琵琶湖水運の花形だった丸子船が復元されています。明治になって鉄道が敷設されるまで、百石積みのこの船が、敦賀・舞鶴をはじめとする日本海側の港と京・大阪を結ぶ物資流通の担い手であり、重要な交通手段でもあった訳です。
目の前をお宝積んだ船が何隻も行き交ってる訳ですから、そりゃあ堅田衆みたいな湖族が現われても不思議じゃないですよね。
この他にも、漁師の生活ぶりや水道が整備される以前の農村の暮らしぶりを再現しているコーナーもあります。昭和30年頃の農家を復元してて、「あぁ。爺ちゃん婆ちゃん家、こんなんだったな」と懐かしく思わせてくれます。茶の間にある白黒テレビが現役なのはビックリしましたが(「奥様は魔女」か何か、アメリカのドラマが映し出されていました)、学芸員の方の「中身はさすがに入れ替えてます」という説明に納得。まぁ当然か。もし現役だったら、それはそれで驚きの対象なんですけどね。

画像1階に下りて行くと、この博物館の目玉と云ってもいい、アクアリウムゾーンに入ります。
まずはこのトンネル水槽がお出迎え。
長浜の沖に浮かぶ、竹生島周辺の水中の様子を再現したトンネル水槽は、これから繰り広げられるワンダーランド(?)に対する期待を、否が応にも持たせてくれます。
日本最大の淡水湖である琵琶湖は、葦の生い茂る岸辺もあれば、水深70mにも及ぶ深くて広い沖合いありと様々な環境に恵まれ、それぞれの環境に適応した多種多様な生き物たちが生息しています。中にはビワマスやイサザのような、琵琶湖だけに棲み、かつ稀少種に挙げられている魚たちも。
ここでは、その生息環境を出来るだけ再現して、そこに棲む生き物たちの姿を紹介しています。渓流に棲む魚たちの為には滝や渓流をつくり、岸辺に棲む生き物の為には葦を植えたり、まさにそのままの環境をスッポリ抜き出してきたようです。
ここだけでも見る価値はありますよ。
また、同フロアにあるディスカバリールームでは、自分がザリガニになって魚を獲ってみたり(巨大ザリガニの模型の中に入って獲るのですが、なかなかにおマヌケ)、魚眼の世界を覗いてみたりと、体験ゾーンになっています。大人も子供も十分に楽しめるゾーンです。
皆さんも目と目の間を4.2㎝に開いて、魚たちの世界を体験してみては?

この他に、屋外展示では太古の森や縄文・弥生時代の森を再現したり、川の上流・中流・下流を模した水路で、それぞれの場所で棲息する生き物たちを観察できたりと、ビジュアル的にも見所満載!
その気になれば、半日いても楽しめちゃう。入館料の600円以上の価値があると、僕は思いますよ。

この記事へのコメント

2006年03月31日 02:26
ここで小学生と並んで騒ぎ捲ったover20です。
実際に魚に触れたりして、大人でも楽しめる場所ですよねぇ。生態系が壊れてるとかで、ピラニアとかゾウガメとか展示してあったりするのがまた斬新だな~と思います。また行きたいなぁ。

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