プレイバック(笑)東海のらり旅 ―音楽の街・浜松―

実は、今回の旅の前にも一本、旅に出てました。行き先は静岡県浜松市。
もうだいぶ間が空いちゃったし、これといって観光らしい観光もしなかったし(浜名湖なんかにゃ見向きもしなかったし)、名物のうなぎも食べなかったし(食っても駅弁だし)、「まぁ、いっかぁ~」と、そのまま放置してたんですが、名古屋篇を書いたんで、そのおまけとして(笑)思い出し思い出し、ちょこちょこ書いてみます。
……はい? なんで浜松なのかって?
う~ん……なんででしょう?(笑) たぶん指差されて笑い飛ばされる理由、気の迷いって事で(爆)

画像浜松という街は、日本で初めて国産ピアノが作られた〝音楽の街〟です。それを象徴するかのように、駅前のオブジェも音符をモチーフにしています。
現在でも、ヤマハや河合楽器を始めとする楽器工場が多くあります。
ん~……何故でしょう? 何が浜松に集中させるんでしょう? 諏訪湖の清らかな水を求めて、信州の岡谷に精密機械の工場が集中するのと同じ原理なんですかね? 浜名湖の水が何か影響してるんでしょうか? 国産楽器発祥の地というだけで、こうも集中とは思えないんですが。
駅北・アクトシティ浜松の中に、浜松市楽器博物館があります。さして楽器に興味もない自分ですが、まぁ、物珍しさも手伝って、ちょっと覗いてみることにしました。
地上45階のアクトタワーが象徴的なアクトシティ浜松は、大小様々なイベントホールやホテルオークラなどが入居する、官民共同管理による複合施設です。ペデストリアンデッキを渡った先、アクトタワーの斜向かいにあるのが、公立では全国で初めての楽器専門の博物館である楽器博物館です。

受付横にショップがあり、楽器博物館ならではの数々のグッズが販売されています。本来は館内にあるそうなんですが、リニューアル工事の為、一時的に館外に移動しています。ひょっとすると博物館ノベルティを入館せずに買えるチャンスかもしれませんよ。
画像観覧料400円を払って館内に入ります。
入ってすぐに、どう見ても大砲にしか見えない、「コイツぁ楽器かぁ!?」と思うようなシロモノが展示してあります。車輪まで付いて、誰が見ても「大砲」なのですが、間違いなく「太鼓」です。
じょっぱなからこんな物を持ち出して来るたぁ……楽器博物館、侮り難し。こいつぁ期待が持てるゼぃ。
第1展示室は、ヨーロッパの弦楽器・鍵盤楽器のコーナーです。
モーツァルト・ベートーベンの時代から現代まで、チェンバロ・ハープシコードからピアノ誕生に至るまでの鍵盤楽器の変遷を見て取れます。また、皆さんおなじみのチェロ・バイオリンをはじめ、バラライカ・シタールなど名前だけは聞いた事のあるような珍しい弦楽器が、数多く展示されています。
この第1展示室では、主だった楽器の前にヘッドフォンが用意されていて、実際の音色が聞けるようになっています。また、鍵盤楽器のコーナーには、音の鳴る仕組みがわかる模型があり、実際に自分で試してみる事ができます。
そうです! 見て、聞いて、触れる事が出来るのが、この博物館の特徴なんです。ただ展示物を見てまわるだけじゃないんですねぇ。

階段を下りまして、地下の第3展示室へと参ります。第2展示室は半分リニューアル工事中でした。
第3展示室では、世界の管楽器を展示しています。トランペットやサックスなどのおなじみの楽器に混じって、「これでも楽器なの!?」と思えるぐらいグニャグニャと曲がった珍しいものも。「これでよく音が出るもんだ」と思いましたが、考えてみたら、空気が入って出て音階が取れれば、管楽器として成立するんですもんね――大雑把な説明だ(笑)
あ。バグパイプ! コイツはわかります……て、ホラぁ! さっきの説明で合ってんじゃんかよぉ(笑)
また、河合楽器製作のピアノ第1号をはじめとする初期の国産洋楽器や、自動オルガンなども展示されています。
ちょうど学芸員の方が、展示物の演奏などしながら、団体客相手に解説をしていたのですが……韓国からのお客さんだったんでしょうね。ハングルが飛び交う飛び交う。解説するのが韓国語なら、質問するのも韓国語。答えるのはモチロン韓国語。便乗して聞こうにも、何を言ってるのかサッパリわからない。日本に居ながら「ココはドコ? ワタシはダレ?」な世界に陥ってしまいそうだったので、先に進む事に。

1階に戻って、和楽器の展示コーナーへ。
やはり目を惹くのが雅楽器の世界。笙・竜笛・篳篥の雅楽三管を見て、笑いが込み上げてくるのは何故なんでしょうね(笑) ごくごく真面目な展示なのに(爆)
不思議に思ったのは、祭などで鳴らされる鉦や、チンドン屋(は差別用語に当たるんでしたっけ?)の太鼓も楽器として展示されてた事。まぁ……音楽の起源は神仏に奉納するものだったから、祭の鉦はわかるけど……チンドンは楽器と呼んでいいんだろうか? そのうち大阪ナンバの「食いだおれ人形」まで楽器として展示されたりして(笑)

新設された第4展示室には、アジア・アフリカの楽器が展示されています。
バリのガムラン一式が目を惹きます。
画像
ヨーロッパが宗教音楽から娯楽に発展したのに比べ、アジアは宮廷音楽であり宗教音楽、とりわけアフリカは音楽というより物事を遠くへ伝える手段として発展したのが特色といえるでしょう。
朝鮮の太極印や東南アジアの「楽器にこんな装飾、必要ねぇだろ」とか「かえって演奏しづれぇだろ」とか思う程のド派手なガルーダ装飾など、展示楽器の一つ一つに、それらの特色が見て取れます。
ここでも、トーキングドラムやギロを実際に手に取って、演奏――というか鳴らす事が出来ます。
この第4展示室には、別室で体験コーナーがあり、いろんな楽器を演奏する事が出来ます。普段の生活で、ティンパニーなんか叩く機会ないでしょう(あってたまるか)。日頃のウップン晴らしで、思いッきり叩いて下さい――て、こんなトコでストレス解消すんなよ。
パソコンによる検索コーナーがあり、音楽・楽器についての知識を調べる事ができます。また、音楽クイズなんてのもありますので、大人から子供まで楽しめるコーナーになっています。


たいして期待していなかっただけに、観覧料以上に楽しめました。ここは、小さいお子さんでも「つまんない」とは言わないと思いますよ。だって、「見て」「聞いて」「触って」楽しめる博物館ってだけでもワクワクするじゃないですか。
ここ、オススメです。お子さんの夏休み・冬休みの自由研究にどうぞ。
残念ながら現在、リニューアル工事中との事で、僕が行った時とは展示物も展示場所も違ってるかもしれません。また、2月13日(月)~3月20日(月)までの間、全館工事の為、休館となります。
3月21日(春分の日)のリニューアルオープンが楽しみなスポットです。

この記事へのコメント

2006年01月28日 22:12
笑い飛ばされる理由ってのがモノスゴク気になります。
ここ浜松も3ヶ月くらい毎週通ってたのですが、こういう所には行っていませんねぇ。ホテルや居酒屋には詳しくなりましたが(笑)。
讃岐屋
2006年01月29日 13:18
「あぁ、ハイハイ」てな理由ですよ(笑) 久方ぶりの《たびぞークン》登場でした。パーツ、何持ってくんだったか思い出すのに一苦労しました。結局、付属のアンテナケーブルだけで済みましたけど。
2006年02月12日 22:38
ここの博物館、すごいですよね。ちょっとひまつぶしに、と思ったら時間が全然足りなくなってしまいました。
讃岐屋
2006年02月13日 03:43
そうそう、思わぬ拾い物した感じなんですよねぇ~。
今度は、ココ目当てで浜松に来たいですよ。
……浜名湖はいつ見に行くんだ?

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