冬の但馬路・のらり旅 ―最終夜―

≪ゆのくに城崎 後にして≫


翌朝は、みぞれ交じりの雨が降ったり止んだりしてました。
チェックアウトの頃には、傘もいらない程の小降りになっていたので、そのまま出たのですが、駅に着いた頃には「やっぱり傘差さないとダメかなぁ」と迷うくらいの降りになって来ました。かといって、ビニール傘1本買うには躊躇するような降り。この先、荷物になる事も考えれば、ますますためらいが出る。
でも御安心を。
ここ城崎温泉は、街のそこかしこに、観光客用の貸し傘が置いてあるのです。もちろん無料。但し、使い終わったら最寄の傘スタンドに返すのが決まり。記念にお持ち帰りは厳禁です。つーか、ごく普通のワンタッチ傘だもの。お土産になんかならないって。
画像晴れてれば、ロープウェイで大師山展望台に登ろうかと思ってたんですが、この天気ですもん、断念して昨日休業だった『駅舎温泉さとの湯』へ行く事に。
中に入ると、外湯というよりはスーパー銭湯とか温泉ランドのような雰囲気。入湯料はちょっと割高で800円。浴室は当然男女別ですが、日替わりになってるので、2日いれば全部入れる訳です。
しまった。朝7時からやってるんだから、チェックアウトの前に来ればよかった。旅館が出す外湯入湯券は、チェックアウトまでが有効期間なので、チェックアウト後に持ち歩いていても無意味です。
お風呂は2階。いわゆる普通の大浴場の他に、ジェットバス、バイブバス、サウナなんかも設けられていて、それぞれがエラく広いもんだから、十分のびのび出来る。階段を滑らないように注意して3階に上がると、円山川の流れを一望する展望露天風呂。隣にも滝の流れる湯船らしきものがありますが、ただの池です。打たせ湯のつもりで入ると凍えますから。
凍えるといえば、ここには〝ペンギンサウナ〟というのがあります。いわゆる冷気サウナ。普通のサウナは、熱気で毛穴を開いて老廃物を汗と一緒に出し、冷水でキュッと締めるんですが、冷気サウナは逆に、冷風で毛穴をキュッと締めたところを温水でフワァ~ッと開かせるという訳ですね。まったく真逆の事をする訳ですが、どちらも血行促進には効能あり。但し、心臓の弱い方は、心臓もキュッと逝っちゃいますのでお気をつけを。
他にも、ハーブの蒸気で体を暖める温室風呂〝ハマームレスト〟があったり、サウナも高温サウナから低温サウナまで各種取り揃えてあります。欲張って全部入ろうとすると、湯あたりしちゃいますので、そんな時は1階の休憩室でゆったりお休み下さい。
外湯『駅舎温泉さとの湯』、確かに入湯料は割高ですが、十分に元が取れるくらい楽しめるかと。

さて、忘れちゃいけない土産品店まわり。
基本はやっぱり松葉かに。もしくは蟹を使ったお菓子。蟹を模したお菓子。
商品名に〝城崎〟と付いている洋菓子・和菓子。
温泉場といえば当然ある温泉まんじゅう。
そして、どこにでもある『○○へ行ってきました』シリーズ。
ここにもありました、『城崎へ行ってきました』。
なんで中身はみんな同じ一口ケーキなんでしょう? これって、全国チェーンか何かなんでしょうか。作ってるトコは全国みんな同じだったりして。
(その昔、『蔵王チーズケーキ』というのを買った時、何気に製造元を見たら、デカデカと〝松島町〟と書かれてました。いや、確かに同じ宮城県ですけどね。蔵王と銘打ってんのに松島って……)
びっくりしたのは、この街にはコンビニがない! いや、多分どこかにあるんだろうけど、温泉街の中には一軒もありませんでした。それだけ温泉情緒を大事にしてるって事なんでしょうか。
画像そんな中。
見つけちゃった \(^o^)/
斎藤製菓舗さんの『大かに最中』。
水曜どうでしょう「原付西日本縦断」で、カブの運転交代を賭けて、島根・山口の県境近くにある道の駅で、ミスターと魔神が初対決を行なったアレです。
当然、買い。5個入りと3個入りがあって、3個入りを購入。
全長16cm(!)程の、松葉かにを模した最中の皮に、柚子・小豆・抹茶の三つの餡がタップリ入っているという、なかなかに手強い逸品です。柚子餡と小倉餡はおいしくクリア出来ても、抹茶餡が強敵でして……そして、薄目の最中の皮が上顎に引っ付いて……これを3個早食いだなんて……
萩の『毛利の殿様巻き』の時も思ったけど――ミスター、頑張ったね。魔神はやっぱり魔神だったね。

買い物も済ませ、帰り電車の発車まで時間があったので、『さとの湯』の足湯へ。
湯温は40度。でも、これがまた気持ちいいんです。何分も浸からないうちに体がホカホカとしてきます。「出たくねぇ~っ!!」とか思っちゃって、結局、発車時刻の間際まで居座っちゃいました。湯口がすべて蛙だったのが謎でしたけど。何か御当地に関係があるんでしょうか。――意味なんかないんだろうな、きっと。


こうして、城崎名物の駅弁『かにずし』を買い込み、10時50分の和田山行き普通列車に乗り込んで(帰り順は、来た経路をそっくり逆に行くだけ)、1泊2日の温泉旅行は幕を閉じたのでした。
城崎温泉、いいトコです。また来たいなぁ。今度は2泊ぐらいして。出来れば一人じゃなくて……あ、良縁成就の『御所湯』に入らなかったからダメか……

残念っ!!


この記事へのコメント

りーまんとらべらー
2005年02月05日 01:56
讃岐屋さまの日記を拝見しておりまして、かなり行きたい!という気がしてきたのはいいですが・・・
首都圏からのルートを考えると・・・結構厳しいものがありますね・・・
直行便の飛行機を飛ばしてくれません?
ただし、ヘリは不可(爆)
讃岐屋
2005年02月05日 06:51
それは『大かに最中』にツラれたって事?(笑)
首都圏からだと、大阪まで飛んで、特急使うのが無難なルートと見ますが? あとは、新幹線で京都まで出て、そこから特急乗り継ぎとか。僕みたいに『青春18キップ』使おうとしたら、そらぁア~タ、死にますわ。
松葉かにと格闘するのは冬季限定ですよ。それ以降は但馬牛との異種格闘戦になりますから。
……それも魅力! かなり魅力!!

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    Excerpt: せっかく北近畿に来たのに、余部鉄橋だけ見て帰るって~のはどぉだ? てな訳で、城崎温泉で途中下車です。 2年ぶりの城崎温泉。ゆっくりしたい(ついでに泊まっちゃいたい)のは山々なんですが、まぁそうゆっ.. Weblog: 讃岐屋が行くわよっ☆ racked: 2007-03-14 13:22