流れ流れて 何処へ行くのか

何処へでも勝手に行ってちょうだい(笑)

そうでなくて(爆)

鈴井監督第2回作品・大泉洋初主演作品の、映画「river」のお話です。
僕は大阪で(舞台挨拶付きで)見てきたんですが、今回DVD発売という事で、もう一度じ~っっっくりと見せていただきました。

だども、ここではストーリー云々には触れません。それは、ご覧になる方の為に取っときます。
それ以外のトコで。


まずはディスクをプレイヤーに入れて……と。

いやぁ~、CUEさんのタイトルクレジット、なまらカッコいい!
(んなトコで感心しなくていいから!)

音声を副音声に選択して本編スタート……と。
(どうでしょうDVDの癖で、先に副音声を選んでしまうあたり、どうかと思うんですけど)

……ぶっ飛んだ!!

ラジオじゃん! 『ナックスガタメ』じゃん!!
普通は副音声って、監督・プロデューサー・出演者あたりが、映画の解説やら裏話やらをするもんなんだけど……『man-hole』の副音声では、ちゃんと解説してたのに……
あっはっは(笑) なんでこうなんのさ?
監督――鈴井監督、出てますねぇ。
出演者――主演の大泉さんをはじめ、ナックスの5人が出てますねぇ。
解説・裏話――要所要所で、ちゃんとしてますねぇ。
なのに……なぁんでこんなんなっちゃうかなぁ~?

相変わらずのナックス節。
音尾クンのしつこいくらいの魚話とか。
森崎リーダーの「帰っていいか?」発言の連発とか。
でも、一番のツボは、クリス・ペプラーばりのカッコいい低音での「ぃやすだけェ~ん!!」

面白い! 面白い……んだけど……
僕の大阪でのアノ感動はどこ行ったの!? アノ感動を返して!!
いや、これも好きだけど(笑)
むしろ、コッチの方が好きだけど(爆)


こっからは真面目な話。
鈴井監督の狙い――逆説的な真の友情物語。
単純な復讐劇ではなく、何も出来なかった人々にも魔の手が伸びる恐怖。係わり合いになる事を避け、見て見ぬふりをした人間にも復讐の鉾先が向けられる。
いやぁ~、ビタッとはまったんでない?
身に覚えあるもん。僕だって見て見ぬふりした事あるもん。て事は、いつかは僕も誰かに復讐される事がある訳だ。逆恨みだ何だって言ったって、通用しないんだよ。
……怖ェ~ッ!!
も、外歩けないわ。戸籍操作しようかしら? 指紋消そうかしら?

でも……横井の復讐劇は失敗……だよね?
額面どおり受け取れば、藤沢が最後にこめた2発の銃弾の行方としては、1発は佐々木と横井を撃ち抜き、残る1発で自分の命を奪う――てのが筋だろうね。一緒に見た友人も、そういう見解だった。
でも僕は、楽観的・希望的な結末が好みだから、そうは受け取れなかった。
結局、藤沢は引鉄を引く事は出来ても、佐々木を撃つ事は出来なかった。婚約者を失う発端ともなった男が、自分の親友だった。親友だから許せない。親友だから殺してしまいたい。でも、親友だから殺せない――それが最後に残された良心。ラスト1発の銃声は、藤沢の葛藤の末の心の叫び。
佐々木は、また誰も救えなかった(誰も死なせはしなかったにしても、心は救えなかった)という心の傷を一生抱えて生きて行くんだろう。警察も辞めてしまうかもしれない。心の傷に押し潰されて、廃人のようになってしまうかもしれない。
それが藤沢の選んだ復讐だとしたら? この場で殺してしまうよりは、むしろ、その方がキツい復讐なんじゃないだろうか。
ラストカットの親子3人のイラスト、そこに一筋のかすかな光明を見出せる――いや、見出したいですね。僕は。
「ラストは人それぞれ受け取ってくれればいい」と鈴井監督は云ってましたが。



……あや? ストーリーには触れないって言ってたのに、結局くっちゃべっちゃったね(テヘ)


ちなみに。パンフの1ページから。
「river」には「川」という意味の他に、「引き裂く人」「もぎ取る人」という意味もあるという。
Jack the river
「切り裂きジャック」は「川の住人ジャック」では意味が通らん訳だ。
……何のこっちゃやら。


river
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この記事へのコメント

sora@o
2004年11月02日 17:37
副音声…大爆笑。横井は意味もなくハロウィンに襲いにきます。くるぅ~きっとくるぅ~♪(songby音尾琢真)なんだか後味が悪いストーリーでしたが、確かに「信じていたからこそ許せない」と思ってしまう部分が人間にはあるよなぁ…と思いました。
大泉さんの「シゲを踏んで中村麻美と手を繋いで帰る」ってのはナシです…よね?
讃岐屋
2004年11月02日 19:28
僕的には、森崎リーダーが駆けつけてきて、
「みんぬぁああぁぁ~っ! もぉおおぉ大丈夫だぁぁああぁぁ~ッ!!」
でも、もうみんな死んじゃってて、
「また間に合わなかったぁぁああぁぁ~……」
てのがツボでしたけど。
あと、安田サン(as藤沢)のバリケードの下り。「あ~あ、まぁたやっちゃったぁ~」って(笑) 安田サン、ホント言いそうだもん。
りーまんとらべらー
2004年11月03日 05:38
まだ、副音声は聞いていないですぅ(T_T)
そんなに、お楽しみならば、すぐに聞かなければ・・・

ちなみに、天幕団で音尾さんはかっこいいというイメージを持ち、riverでそのイメージが強化された同居人は、続けてマッスルブギを見せたところ、かなり真剣に怒っていました(苦笑)

それはさておき、真面目な感想を。
すごく、こだわって、実験的な取組みをしてますよね。色使いとか、視線でカメラを動かすとか、バックショットの多用とか。おかげで、大学あたりの映画サークルっぽくなっちゃったのが残念。でも、ストーリーの骨格がしっかりしてるから、安っぽくは見えない。その辺が微妙。


あと個人的に。
宮崎さん。見る度にイメージが変わりますな。宣材写真も天幕団の時もそう。
讃岐屋
2004年11月03日 06:14
「青」は鈴井監督のこだわりですね。『man-hole』の時の抜けるような青空とは対照的な、全体を覆う沈んだ青。でもって、『銀のエンゼル』はまたスカッとした冬の青空。エンディング曲もGOING UNDER GROUNDの『さえないブルー』ときたもんだ。
北野武作品の色使いは「北野ブルー」と呼ばれてるけど、いつか「鈴井ブルー」(一部からは「ミスター・ブルー」?)と呼ばれる日が来るんでしょうか。

宮崎さん、いいよねぇ~。期間限定のサイトジャックの写真、なまら可愛かった。でも、個人的には大下クンに注目なのさ(笑)

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