1泊2日・長州生き地獄ツアー ―第4夜―

画像≪ たびぞークン、無念の敗退 ≫


さて、今回の旅の目的を果たさねば。
たびぞークン、出動!
付属のアンテナケーブルはF型プラグ。1入力2出力の分配アダプターもある。最近のホテル・旅館は一般家庭のようなF型だから楽に対応できる。昔のようなVHF/UHFが分かれているフィーダー線だったとしても、変換プラグがあるから大丈夫。
さて、この客室のテレビはどうなってるかってーと……
ガ――――――ン!!
か、壁から生えてるぅ―――っ!!
正しく説明すると、アンテナケーブルは壁の中の端子にどういう形でだか接続してあって、その上からカバーがしてある。なんで、壁からはケーブルだけが出ている形。そこから出たケーブルは、テレビ下の有料チャンネルのボックスにつながっている。その端子は、化粧版で隠してあってどうする事も出来ない。つまり、どっちの端子からも外す事が出来ない訳。
仕方なく、内蔵のロッドアンテナで……さすが室内。どこにどう向けても受信状態が悪い。画像が二重にも三重にもなるし、波打ってる。
録画断念。
たびぞークン、撤収。
悲しい……悲し過ぎるぞ、たびぞークン。キミはただ、高松から萩へやって来て、そのまま何も出来ずに帰るだけじゃないか。
今回の旅最大の目的が見事な空振りに終わり、失意のまま、水曜どうでしょう『ジャングルリベンジ第6夜』を見る事に。
「ぶはははは……」
僕の失敗なんか、すっぽーんと飛んで行っちゃいました。
面白い。面白すぎるぞ、大泉洋。さすが「どうでしょう」さん、他のバラエティ番組の追随を許さない面白さです。
他の宿泊客の迷惑にならないよう、枕に突っ伏し、声を抑えて笑ってたもんだから、呼吸困難に陥っちゃって。
うんうん。来てよかったね。
頭上に「大満足」という文字がぺカーッと輝くのを感じながら、床についたのでした。

かっぽ――――ん。
「こ、これは……」
妙徳温泉。朝、唯一営業している内湯。
……これは銭湯やん。
両脇の洗い場をはさんで、真ん中に大きな湯船。チラッと舐めると確かに少ししょっぱい。典型的なナトリウム泉。昨今話題のニセ温泉じゃなく、間違いなく本物なんだろうけど……この造りは銭湯やん。
番台こそないものの、カウンターを境に入口が男女別に分かれてて……まんま銭湯やん。
なぁんかガッカリ。
唯一の救いは、タオルが用意されている事。
得点――15点。
昨夜、「どうでしょう」さんを見る事で得た満足は、すっかり打ち消されてしまったのでした。

「どうぞ。お席までご案内します」
よくあるバイキング形式だと思い込んでいた朝食。が、テーブルの上にはそれぞれのお膳が用意されている。その献立たるや――
小魚の干物、かまぼこ二切、たらこ一切、昆布の佃煮がちょこっと、味付海苔ならぬオコゼのふりかけ一袋、お漬物。それに御飯とフノリの味噌汁。宿の朝食の定番、汐鮭も厚焼き玉子もない。
何と申しましょうか……貧相。
これはパックだからか? と思って周りを見ると、周りも同じような献立。
そして、一際異彩を放つ……豆腐。冷奴。
「あの……この豆腐は、名物か何かなんですか?」
お向かいに座った宿泊客、図らずも仲居さんに尋ねましたよ。
「いいえ。普通のお豆腐でございます。こちらのごまだれに薬味を入れてお召し上がり下さい」
普通の豆腐って……ねぇ……?
見ず知らずの方ですが、お互い顔を見合わせて苦笑い。
――たいらげましたよ。昨日だってロクに食ってないんだ。お櫃が空っぽになるまで食べましたよ。この精進料理だか懐石料理だかわかんないような食事を。
得点――付けられない。付けちゃいけない。付けられるモンじゃない。
これだから老舗旅館ってのは……
はぁ。


今回のお宿――ハイ、星一つ半デス! 「維新の湯」がなかったら、星半分で終わってたな。
日本の名宿ならぬ迷宿「萩本陣」。皆様、是非一度お越しください。
(旅館に罪はないのよ。多分、たいへん素晴らしい旅館なのでしょう。ただ……宿神様の気まぐれが大炸裂して、評価をずんずん下げさせてるんでしょう。アクシデントとはいえ、到着が大幅に遅れた僕を快く受け入れてくれたのに、文句を言う資格はないわな)
さぁさぁ。散々な目に遭うのはこれくらいにしていただいて、次回からはちゃんとした旅ガイドが始まりますよぉ。
こっからは楽しいぞぉ――僕が。

この記事へのコメント

sora@o
2004年08月16日 19:58
6夜ってことは・・・大泉先生が腹痛に悩まされるところでしょうか?いやぁ~あれは面白い。
益々、どうでしょうさんが好きになりましたよ。
それにしても残念な朝ごはんでしたねぇ。鮭かホッケくらいはつけて欲しい感じですよ。・・・オコゼのふりかけ。気になるなぁ。
讃岐屋
2004年08月16日 22:29
期待を裏切っちゃってスミマセン。でも正直、期待を裏切る味でしたよ。「これぞオコゼ」って味はしなかったなぁ。パッケージを見て「ふ~ん、この辺はオコゼが有名なんだぁ」と思ったくらいなもんです。

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