1泊2日・長州生き地獄ツアー ―第1夜―

画像≪ のっけからつまづく ≫


「え~と、忘れ物は……ないな? ないって事でいいね?」
着替え程度しか入ってないバッグと、ポータブル型のテレビデオ(愛称「たびぞー」クン)を手に、誰に問いかけるでもなく。
パソは……いいや、置いてけ。どうせ1泊だし、モバイル環境悪そうだし。
さぁ、準備万端。燃料満タン。いよいよ出発です。
今日の目標――萩到着予定が午後4時頃。宿には5時で予約入れてあるから……まぁ、松下村塾くらいは見れるでしょう。宿からも近いらしいし。

今回はちょっとケチって、高速を使わずに一般国道をひた走りで行こう、と決めとりました。
そりゃ確かに高速使えば早いでしょう。その気になればノンストップで行けるし(まぁ、その気になったタメシは一度たりとてないんだけど。休憩は大切よん♪)。でも、やっぱり防音フェンスを眺めてるよりは、たとえどんなゴミゴミしたものでも、景色を楽しみたいでしょう。それに、世間様は夏休みとやらの真最中。下手すりゃ渋滞で身動き取れんくなる、と予想――そんな予想、アッサリてっくり返されるとは微塵にも思わずに。
そんな訳で、瀬戸大橋にゃ目もくれず、高松港と宇野港を結ぶフェリーに乗船。
遠ざかる高松の街並を眺めつつ。
うんうん。こうして見ると、サンポートもなかなか趣きがあるじゃないか――なぁんて思ったりして。

1時間の乗船で、対岸の玉野市・宇野港に到着。ここからは国道30号線で岡山市内へ。2号バイパスに乗り換えて、あとはひたすら西へ向かうだけ、と。
宇野から岡山まで約30~40分。何度も通り慣れた道。目ェつぶってたって大丈夫。(本当にやってはいけません。事故りマス)
ところが――
途中からヤケにノロノロ運転。車列が随分と前から続く。
『工事中につき 5㎞先片側通行』
これはいけませんわ、と脇の県道へ針路変更。要は国道2号線に乗れればいいんだから、何も岡山行く必要はない。このまま倉敷へ向かえばいいんだよね。
ところがところが――
しばらく行くと警備のオッチャンが立ってる。
「この先工事しとるけん、通れんよ」
……何ですとぉ?
指示された回り道を行くものの、道はどんどん細くなるばかり。しまいにゃ、どっかの田んぼの畦道みたいな道に迷い込む。

……も、戻ってるよね? 明らかに戻ってるよね?
……オイオイ、どぉこなんだよぉ、ココわぁ!?

やっとの思いで2号バイパスにぶつかったものの、時刻はとっくにお昼休みはウキウキウォッチ♪
30分程度のはずが、なんと1時間以上もかかってる。……お願いしますよ……
でも、これで後はひたすら西へ向かうだけ。広島まで150㎞くらいだから……うん、大丈夫大丈夫。
このまま順調に流れて、3時位までに広島に入れれば、たとえ観光はすっ飛ばされたにしても、宿には何とか予定通り入れる――うんうん、まだ大丈夫。

――ところが、だ! コノヤロォ!!
渋滞だよ! 大渋滞だよ!!

福山を抜けて尾道、三原を過ぎたあたりから、車の列はノォ~ロノロノォ~ロノロ。
これはアレだ。
ペースカーだ。
先導するパトカーが、制限速度ビッタリで走ってんだ。
でなきゃ、軽だ。
高齢者マーク付けた軽のワゴンが、フラフラしながら走ってんだ!
間違いない!!
カーステからスターダストレビューがエンドレスで流れる中、時計の針だけが無情にも進んで行く。
おとなしく高速乗っときゃよかったなぁ……とか。
車やめて新幹線にするんだったなぁ……とか。
もうやめて家帰ろうかぁ……とか。
ネガティブな考えがどんどん浮かんでは消える。
やっと『広島市』の看板が見えてきた時には、時刻は4時半をまわってる。
タイムアップ。
動かない車列を恨めしげに、携帯電話を手に取る。

「モシモシ。夕方5時で予約入れてた讃岐屋ですけど……到着が8時頃になりそうなんですけど……」


でも、これはまだまだ前哨戦に過ぎなかったのである――

この記事へのコメント

sora@o
2004年08月14日 21:23
「4時には宿へ」は行けなかったんですね(笑)。(あ、でも予約は5時でしたね^^;)
これからどうなっていくのか?!非常に楽しみです。
やさぐれないでくださいよぉ。
讃岐屋
2004年08月14日 23:50
そういえば、出がけに引いた『高台山水どう寺』のおみくじには「旅行運:やめとけ」って書いてあったな。当たるんだねェ(笑)

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