1泊2日・長州生き地獄ツアー ―最終夜―

画像≪ ほわいと すねぃく かもんっ ≫


萩を発って、昨日来た道――国道262号線を戻り、途中から県道32号線(秋吉台カルストロード)へ。去年来た時は、秋吉台へは行かず、日本海沿いに山陰の方へ向かったから、どんなもんなのかチョット期待。
やたら目立ち始めた「秋吉台」「秋芳洞」という看板に胸躍らせながら、大正洞入口を横目に道なりに行くと……おおぉぉ―――――ッ!!
突然、山肌から白い墓石のような岩がニョキニョキと生え出す。
こ、これが……これがあの有名なカルスト台地ですかァ――――ッ!!
四国カルストなんかとは段違い。至る所に大きな石灰岩がゴロゴロ。雷もゴロゴロ。
しばらく行くと、長者ヶ森という開けた大草原が見えてきます。ここで車を停めて、しばし探索。
草地が荒れるのを防ぐ為、遊歩道以外は歩いちゃいけない事になっている。その草地のあちこちに、スプーンで抉ったような凹地がある。これがドリーネ。このドリーネが集まったものがウバーレと呼ばれている。
「ドリーネに落ちたら命取りーね。ウバーレなんかに入ったら命を奪ーれる」
『クイズ試験に出るどうでしょう』で、大泉さんが炸裂させた語呂が頭に浮かぶ。そうかそうか。なぁ~るほど、これがそうか。
……他に感想なかったのか? もっと感動するとか何とかあったでしょうに(笑)

先へ進むと見えてくるのが、カルスト展望台。そこを下ると秋芳洞への入口。
秋芳洞に入るには、正面入口・黒谷口・エレベーター入口の3つの入口があります。どの入口から入っても、入場料は1200円。横着者の僕は、展望台からすぐってのもあって、エレベーターで一気に地下800mの神秘の世界へ。
エレベーターを降りると、「千畳敷」と呼ばれる広大な空間。ここから正面入口へは700m、黒谷口へは300m、全長1㎞に及ぶ異世界が広がっています。本当の長さは、10㎞とも20㎞とも云われてますが、一般公開されてるのは、この1㎞だけ。
う~ん……何でしょう、鍾乳洞ってイメージじゃないですね。どっちかというと、地下に広がる大コンサートホールって感じ。確かに床や天井から伸びているのは、紛れもない鍾乳石の石筍だし、岩肌も鍾乳洞のソレなんだけど、あまりに広大すぎるもんだから、頭が付いて行かないんですねぇ。
画像では、まず黒谷口方面へ向かいましょう。
少し行くと、秋芳洞のメインともいえる、「黄金柱」と名づけられた大きな柱がそびえています。元々は石筍と呼ばれる鍾乳石の盛り上がりが、長い年月を経るうちに成長し、天井とつながって一本の柱となり、天文学的数値の年月の中で、さらに太く大きくなっていったという。ずっと見ていると、まるでガウディの建築物のように思えてくるから不思議。さながら地中深く眠るサグラダ・ファミリアといったところでしょうか。
終点にある「マリア観音」(この名前もどうよ。確かにそれらしく見えるけど、観音様とマリア様を合体させるって……)を見たら、折り返して今度は正面入口方面へ。
そのネーミングの見事さ――いい意味でも悪い意味でも――に感心しながら、数々の不思議な光景の中を行くと、秋芳洞を代表する光景が続々と登場。棚田のような「千町田」。板状の鍾乳石が幾重にも重なる「百枚皿」。鍾乳石がつららのように何本も天井から垂れ下がる「傘づくし」などなど。
やがて、「青天井」の名のとおり一際天井の高い場所まで来ると、行く手に眩しい陽の光。そこが秋芳洞の正面入口です。
さぁ、ここまで来たら「千畳敷」まで引き返しましょう。上りのエレベーターに乗ったら、幻想的な地底探検も終わりです。
全体をゆっくり見て回って約1時間。まさに地球の不思議に触れた1時間でした。
残念ながら、ホワイトスネイクも出てこなかったし、コウモリの大群にも襲われなかったし、デブでヒゲの人がつっかえる事もありませんでしたけど(笑)


さぁさぁ、ちょっと遊び過ぎましたよぉ。時刻は……午後5時です! いけません、いけません。いい加減帰らないと。
国道435号線を通って山口市内へ。山口からは262号線を南下して防府市へ。もう渋滞はコリゴリと、国道2号線には乗らず、防府東インターから山陽自動車道へ。
そこからは速い速い。往路に大渋滞で苦労したのなんかウソみたいに、あっちゅう間に岡山県。倉敷ジャンクションで瀬戸中央自動車道に乗り換えると、早島インターで降りて、一路宇野港フェリーターミナルへ。
高速に乗ったのが午後6時頃。フェリー乗り場に着いたのが10時ちょっと過ぎだから……だいたい4時間くらい。……行きの半分ってかい。
やっぱりね、すべてのつまづきは高速じゃなく一般道を使おうとした事ですよ。読みの甘さが最後まで祟った1泊旅行でしたね。疲れました……。身も心も。
フェリーの高松到着時間は午後11時30分。フェリーを降りれば、このハチャメチャな、旅神様と宿神様のツープラトン攻撃に悩まされた旅も終わる――
最後くらいはビシッと決めなくては。
車両甲板の跳ね板が降り始め、愛車のエンジンをかける。カーステレオが軽快な音楽を奏でる。旅の終わりにかける曲は、もちろんコレ――『1/6の夢旅人』


うんうん。なかなか骨のある旅でした。アクシデント満載だったけど、楽しかったですよ。でも……う~ん……やっぱ1泊2日はムリがあったかなぁ……。今度は、も少し余裕のある旅にしよう。
さぁ、次はどこへ行ってやろうか。
その前に、旅神様・宿神様とよく相談してネ!

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