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zoom RSS サイバーな夜

<<   作成日時 : 2008/05/17 01:49   >>

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なぁんてタイトル付けておきながら、ちっともサイバーっぽくない話なんですがね。

昨夜、会社帰りにとある食堂に入りまして。
昼時でもない限り席に困らない――バラしちゃうと、夜はそんなに混まない店なんですが、昨夜はそこそこ混んでました。たぶん部活帰りの大学生なんでしょうかね、十数人くらいで押しかけて、店の片隅を占拠してましたよ。
「申し訳ありません。こちら、相席お願いできますか?」
店員さんに言われ、見上げた先には、中年というよりは初老に差しかかった一人のオジサンがいました。まぁ、どこにでもいそうな、気のいいオジサンっぽかったんですが……ただ一点、ちょっと「?」と思ってしまったのは、首からカラオケマイクみたいなデッカイ物をぶら下げてたんですよ。そらぁもぉ「どんだけカラオケ好きなのよ!?」ってツッコミたくなるような。
まぁ、店内の状況が状況ですし、別に断るだけの理由もないし、「あぁ。どうぞどうぞ」と席を勧めた訳ですよ。
すると。
オジサン、首から提げたカラオケマイクを口元に運び――
(お! 何だ!? とうとう歌い出すつもりか?)
それを喉元に当てると、
「アリガトウゴザイマス」
まるで抑揚のない機械音声で挨拶してきたんです。
そこで初めて気付きました。
(あ! 人工喉頭か!)

喉頭癌などで声帯を摘出し、声を出せなくなった人が、再び声を取り戻すために用いる発声補助機器。それが電気式人工喉頭です。先端をノドに押し当てる事で、言葉を発する時の呼気をゴム振動や電気振動に変換させて、声帯の代用とする原理です。
失われた声帯の代用方法としては、この人工喉頭の他に、食道発声法やシャント発声法(残った気管と食道の間にシャントと呼ばれる小さな穴をあけてそこに細いチューブを留置し、肺・気管からの吐く息を食道に導いて発声する方法)というのがあるそうですが、食道発声法は技術の習得が困難だし、シャント発声法は手術が必要(施術後も、定期的にチューブを交換する必要がある)と、肉声で話せる代わりに各々問題がある訳です。
その点、人工喉頭なら、ちょっとの訓練で簡単に話せるようになります。ただし、機械的に変換する訳ですから、どうしても機械的な音声になってしまいます。
いずれの方法も一長一短ある訳ですね。

で。
件のオジサン、やはり喉頭癌で声帯を全摘出したそうで、以来、この人工喉頭を使ってるんだとか。
普通はね、声を失ったらすっかり塞ぎ込んでしまって、ただでさえ話せないのに、余計に話したくなくなるもんですよ。鬱になったって何の不思議でもない。
ところが、このオジサン。
まぁまぁまぁ、しゃべる事しゃべる事。
普通ねぇ、たかが相席したくらいの相手に、そんなにそんなに話しかけて来ないもんですよ。
それなのに……
元々が話好きの気さくなオジサンだったんでしょうね。コッチがひたすら聞き役に回らざるを得なくなるくらい、ベラッベラしゃべるんスよ。
(喉頭癌に罹った話も、オジサンから話してくれました)
それとも、コッチが興味ありげにチラ見してたからでしょうか。

ただまぁ……何と申しましょうか……
抑揚もイントネーションもない、思いっきり平坦な機械音声ですから、非常に聞き取りにくいんですね。まるで昔見た外国SFドラマ『謎の円盤UFO』に出てきたコンピューター衛星S.I.D.(シド)みたいなしゃべり方ですよ。
いつ「U・F・O・爆・破」ってしゃべり出すか興味津々だったですもん。
……いやまぁ、そんな事は絶対ありえないんですけどね(笑)
『スターウォーズ』のC3−P0だって、もう少し人間ぽくしゃべるぞ、と思わせるぐらい機械的な声なんですよ。
そんな声を聞きながら、「あぁ。五体満足って、普通にしゃべれるって、幸せな事なんだなぁ〜……」と、不謹慎にも思ってしまった次第です。

と同時に。
これって、もう少し何とかならないのかなぁ〜、と。
最近の人工喉頭機器の中には、声の抑揚や高低が付けられる物も出てきてるようですが、やはり高価なのと(自治体から幾らかの助成金が出る制度があるそうですが)、それなりの訓練が必要なのと、どう頑張っても機械的な音声には変わりがないみたいです。
今日日の人工知能の合成音声の方が、まだ自然に聞こえますよ。『初音ミク』なんか、最近じゃ人間の声と寸分違わぬくらいの出来栄えになってきてるって云うし(笑)
でも、たとえそれに見合うような極小型PCをノドに移植したとして、健常者と遜色なくしゃべれるようにする為には、洋服ダンスみたいなバカでかいハードディスクを背負い、しゃべる時はキーボードを叩きながら……て、そうまでして人と話したくねぇなぁ。想像するだけで鬱になりそう。
声帯って、臓器移植みたいに移植って出来ないもんなの? あとは人工的に作り出すとか。心臓をはじめとする人工臓器ってのが次々と開発される昨今なんだから、「人工声帯」なんて出来そうなもんだけどね。
何か話をする度に、人工喉頭をノドに押し当てなきゃなんないという、あの煩わしさから解放してあげたいものなんですがね。
まぁ、過去にそのような話を聞かないところをみると、医学的に非常に難しいんだろうね。
「声が失われたって、直接生死に関わる問題じゃないんだから、今のままでいいじゃない」
てのが本音だろうけど。




その辺、何とかならんもんですかね? 技術大国ニッポンとしては。



まぁ、今回の人工喉頭に限らず、抜けてしまった歯の代わりに人工歯根を顎の骨に植えるインプラント技術とか、失われた骨の代わりにチタン製の人工骨を移植するとか、そういった人工○○≠チて普通に使われてますよね。ラテックス製の人工血管なんか、外科分野じゃもう常識だし。
でも、そういうので全身ツギハギだらけにすると、普通にサイボーグだよね。加速装置は付いてないけど(笑)
そういう風に考えたら……婆チャンの入れ歯もサイボーグ!?(爆)

ん〜……て事は、人造人間つーか改造人間って、普通に世の中に蔓延してるって事になるのカナ?
んじゃ、皆で叫ぼう!
ヘン〜シン!!(爆)

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